嗚呼!米国駐在員。
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昨日は髪を切りに行った。 こちらに来てから、アメリカ系、韓国系、いろんな美容院を試したが、やっぱり我慢出来ずに日系の店で日本人に切ってもらう事にしている。
日本の雑誌など久しぶりに眺めながら髪を切ってもらっていると、隣に金髪の女性が座った。客は日本人しかいないと思っていたので、驚いた。
美容師さんがあまり英語が得意でないようだったが、ゆっくり丁寧に単語を並べて自分の希望のスタイルを説明していた。やっぱり、アメリカ人でも日本の美容師さんの方が心地いいと感じるのだろうか。特に中西部のアメリカ人は非常に保守的だから、この女性はかなり積極的で好奇心旺盛なのだろう。でなきゃ、わざわざ言葉もうまく通じない日本人経営の美容院には行かないと思う。 でも、この女性にはとても好感をもってしまった。
カット料金は30ドル。 これに加えてアメリカはチップを払う。チップはもともとサービスに対して払うものと理解している。散髪ということはそれ自体がサービスというか技術料なのだから、通常料金に加えて何故チップが要るかは未だに納得がいかないけども、取りあえず気持ちだけ払う事にしている。
今回は少し不満な出来だったので10%だけの3ドルにしよう、と思って会計の時に財布を出すと、対応してくれたレジの女の子が財布に入ったスポーツクラブの会員証を見て、
「あっ、そこ入っているんですか?私もなんですよ〜。」と言われた。
手にした3ドルに、慌ててもう3ドル加えてしまったのは言うまでもない。情けな。
Kyosuke
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