嗚呼!米国駐在員。
<目次>|戻る|進む
今日のシカゴトリビューン紙に、アジアカップの日本チームに対する中国の観客の記事が大々的に取り上げられていた。 これはショックだった。
ほとんど日本や中国の記事なんて出ないこちらの地元紙に、こんなに大きく取り上げられるとただ事ではないな、と思い知った。インターネットで日本のニュースをちょっと見た程度では、日本チームに対するブーイングが度が過ぎているのかなあ、くらいの感じで、ここまで事が深刻だとは分からなかった。 2日前にはこの件についてアッサリとした文章を書いてしまったのを恥じる次第。
記事には、中国人の日本に対する不満のオンパレード。なかでも、「We hate the Japanese.」の文章はキツイ。これがサッカーの試合か。これじゃ反日集会だろが。
この記事を読んだアメリカ人はどう思うのだろうか。 アメリカ人の大半がアジアの出来事なんて無関心というのが大方当たっていると思うのだが、少なくとも日本と中国は犬猿の仲だとは思うだろう。
中国人ってみんなこんなに日本の事が嫌いなのか。 自分の知っている中国人は、決してそんな事はないと思うのだが、自分とは仕事上の付き合いと割り切った彼らの態度なのか。「過去は過去」ときっぱりと言い切った中国の友人達が、嘘をついているなんて考えられない。でも、反日教育ってのが、若い世代に徹底的に詰め込まれているというのは事実だろう。この事実に目をそむけては、今後の日中関係は考えられない。
今回はスポーツという場を通じてこんな反日感情が露呈したのだが、スポーツの応援であるだけに尚更中国人の本音が現れた気がする。
日本を侮辱して大騒ぎした中国人は言語道断であるとして、日本の為にもそれから中国の為にも、今回の件に関しては日本として何か一石を投じなくてはならないと思う。
これじゃ、過去を誤れ、責任取れって言われても、こんな露骨なやり方をしてくる相手には何もしたくないよ。
Kyosuke
|