嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2004年07月31日(土) ゴルフ大会の幹事

年に数回はゴルフ大会の幹事をしなければならない。
まあ、誰かがどこかでやらなくてはならないからしょうがないのだけど、これが結構やっかいなのである。

特に組み合わせは気を使う部分だ。
まず組ごとのレベルを均等にせねばならない。
これはゴルフ場にも迷惑をかけないため、スムーズに進行させるためだ。日本人の大会は遅くなりがちなので、申し込みを受け付けないゴルフ場もあると聞く。こういった迷惑だけは避けなければならない。各人のハンデを睨んで、組ごとの実力が偏らないようにする。これは基本。

お偉いをどこに置くかもやっかいである。
たいていは一番後ろの組にしておくのが無難なのだが、中には部下の車に乗せてきてもらい、その場合は最終組のスタートまで待たせないといけないので気が抜けない。最初の組にしてくれ、と言ったオヤジは、プレー後のパーティが待ちきれなくてうるさい場合もあった。

そして当然、あれとこれは一緒の組はマズイ、とか、こいつと同じ組にして欲しい、とかいうわがままな事を言う輩も当然出てくる訳だが、これを全て聞いているときりがないのでその辺は適当に。

そしてアメリカならではの苦労、というのがゴルフ場とのやり取りである。
こちらは粗相があっては大変、と何度も何度も確認を繰り返す。相手はNo Problem!をいつものように繰り返すのだが、全くもってこれが怪しい。

ゴルフ場そのものの予約がされていない、というケースはないだろうけど、10ホールからスタートせよ、と突然言われるケースもあるし、カートに名前が入っていない場合だってある。
一番心配なのがパーティ会場。去年は会場が押さえられていなくて、急遽レストランを仕切って対応させた事があった。当然文句を言うのだけど、現場はそんな話は聞いていない、の一点張り。予約の責任者であるマネジャーは、土日は休んで連絡がつかない。こうなると泣き寝入りである。

もちろん、それなりのメンバーコースであれば抜かりはないのだろうけど、限られた予算の中でパブリックを使わざるを得ず、そうなると対応もあやふやで予期せぬ事態も十分考えねばならない。

そろそろ幹事の時期が近づいてきた。
普通に進行して当たり前のことこそ、いっそう気を使わねばならないのである。


Kyosuke