嗚呼!米国駐在員。
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中国出張を直前に控えて、段取りが大詰めである。
この場に及んでスケジュールの最終確認をしていると、やっぱりこの時間に変更してくれとか、もっと延長してくれとかいう要請が舞い込んでくる。150ドル払って1回帰り便を延期したのだけど、更にもう2日伸ばしてくれないか、と言われたが、さすがに断る。当初は同行するアメリカ人と、昼間に観光の時間を入れたりしていたのだが、何のことはない、その空き時間も全て埋まってしまった。中国人は、土日も早朝深夜も全く厭わずに時間を取ってくれるけど、アメリカにはこんなパワーないだろうなあ。うちの米人だって、どんなに重要な客でも土日は家族サービスだとか言って嫌がるし。
今回は色々訳があり、全て自分で段取りをした。 中国の国内線がマイナーな都市の移動でこちらで予約できず、中国内の旅行会社に依頼をしたのだが、料金の支払い時になって、前金はヤバイんじゃないか、とか、カード番号を知らせると悪用されるかも、とか色々言われるのも困るんだよなあ。結局送金したのだけど、時間がなくてチケットは北京に着いたら渡すという。まあ大手の会社だし大丈夫とは思うのだけど、心配させないためだろうか、先方の担当者が、これが私です、と顔写真をメールしてきたのは笑ったな。
こちらの夜8時が、中国の翌朝9時。 こんな時間から打ち合わせやらを電話しはじめるので、いつも帰りが遅くなってしまうのだが、しょうがないな。あまりにスケジュールに余裕がないため、どこかでハプニングも起きるだろうけど、それも出張。久しぶりにアジアの活気に触れる事になり、何か楽しみである。
Kyosuke
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