嗚呼!米国駐在員。
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昨日(3月31日)は早朝出発。現地スタッフのRと車で5時間、デトロイトへ。 空港で日本からの客をピックアップして、昼から取引先を訪問。
実にややこしい話が多く、長い長い商談。 ただでさえ一筋縄でいかないミーティングなのに、先方から過去の事情も知らぬお偉いさんが突然登場してきて、更に話はあっちにいったりこっちにいったり。 約3時間にわたる話し合い、最後はなんとか話がまとまり、めでたしめでたし、というよりほっと一安心。
夕方に更に車で3時間ほど移動、SOUTHBENDという田舎のモーテルで一泊。 連日の出張で疲れており、早く休みたかったのだが、日本からの出張者が夕食後に打ち合わせをしたい、というので断る訳にもいかない。なんやかんやで、夜中の1時に終了。 その後、部屋でパソコンの電源まで入れたのだが、アクセス先の番号を探すのさえ面倒になり、そのままベッドでバタリ。2ヶ月ほど毎日何故かまめに連続更新していた日記もお休み。 そういえば、2ヶ月前に更新しなかった日も今回と同じ日本からの出張者アテンドの日だったな。
今朝も朝から別の取引先と気の重い面談。 朝ホテルで準備していると携帯がなる。こんな朝早く誰や、と出ると、いやいや懐かしい、高校時代の同級生から。会社帰りに飲んで、東京駅で終電車待ち、という。酔った勢いでかけた、と言ってたが、その気持ちはよく分かるんだなあ。いくら仲良くても、男同士で特に用事もなく電話しないもんな。特に海外なんて。 簡単な近況報告、友達が転職した話、どうでもいいゴルフなどの話を10分位。 でもよりによってこんな時にかけてこんでも、と思うが、そんな事は相手は知ったこっちゃないな。
先方取引先は韓国人の社長。非常に話がうまいし一生懸命なのでなんとか協力したいのだが、時代がそうはいかないのが辛い。一旦日本で検討する、という、一見期待させるが、実はほとんど断り文句を伝える。 その後ランチの後に、4時間のドライブでシカゴに戻る。
戻ってからも小一時間の最終ミーティング。全部日本語だったので、同行のスタッフはつまらなそうにしていたが、こればかりはしょうがない。後で説明するから、と伝えるが、得てして通訳すると、全体の2割位しか伝えないんだな。
夕刻に、この日本からの客とは別れて、夜は別の取引先接待で日本食屋へ。 疲れも極度、しかも全部で6人いたので、まあいいか、とほとんど会話に参加せず。いやあ、アメリカ来てからますます無愛想になってきた自分を感じる。
出張中にたまった仕事があるのに、やらなきゃならん出張レポートなど考えると、頭痛いな。これも駐在員。
Kyosuke
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