嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月29日(日) ついにピックアップ購入 / ケープ・フィアー

今日は気温が華氏50度(摂氏10度位)まで上がった。
駐車場からジムまでも上着なしで移動が出来た。とても気持ちがいい。このまま春に突入しそうのだが、例年4月末までは不安定のようだ。そういえば去年4月の赴任でオヘアに初めて降りたときには、外はまだ雪が降っていてひどく寒かったのを覚えているなあ。

午後からは懲りずにDUDGEのディーラーへ。
といっても今日は初めて行く店。何故かアメリカの(というかイリノイ州だけかもしれんが)車屋は、新車、中古車の店を問わず日曜日は営業禁止になっており、週末は土曜に行くしかない。客にとってはすこぶる不便なのだ。
今日覗いた店は2月最終日セールとかで活況だった。
欲しかったトラックもなんと2004年の新モデルが7000ドル引きで、一気に契約してしまった(←おいおい)。
応対に出た兄ちゃんもまあ紳士的だったし、価格も圧倒的に他より安い。何よりも最初からボトムを提示してきており、あれこれ無駄な交渉を重ねる必要がなかったのが良い。ちなみに他の店は最大でも2500ドル引きのモデル。アメリカのディーラーは、店によってメーカーからのリベート額なんかも全然違うんだよな。

といっても手持ちで3万ドル近い現金はある訳もなく、会社に相談することにする。
今日乗って帰れ、と言われたが、すぐにどうしても必要じゃないので、金の算段がつくまで店に置いてもらう事にする。大体、今日乗って帰れって、事故したらどうするつもりだよ、こっちは自賠責もないのに。

衝動買いは得意なんだけども(自慢するこっちゃないだろうに)、日本じゃまず乗ること出来ない2シーターのフルサイズピックアップトラックを手に入れて今日は満足。5800CC V8の360馬力、お化けのような車だ。通勤も楽しくなりそうだ。(金はどうするんや、金は!)

夜はアマゾンで買ったDVD「CAPE FEAR」を見る。
レイプの罪で服役していたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は出所後、自分の弁護を怠ったとしてボーデン弁護士(ニック・ノルティ)への復讐を誓う。ひたすら人間の憎しみや不信感といった闇の部分が強調された作りになっている。何といっても、ひたすら、そして冷静に復しゅうの鬼と化して襲いかかっていくデニーロの圧倒的な魂の演技は言葉が出ない。
冒頭シーンの鍛え上げられた肉体。ボーデンを睨み付けるの目。これだけでここまでの恐怖を演出できる俳優が他に存在するだろうか。 見ていて息が詰まりそうだった。


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Kyosuke