嗚呼!米国駐在員。
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2004年01月27日(火) 遅ればせながら紅白歌合戦

夜にメラトニンを飲んだ為、ぐっすりと熟睡できた。
薬に頼るのは嫌いだが、ふと目を覚まして眠れない方が苦しいのでやむを得ず。(情けないですな)

昨夜7時からはゴールデングローブ賞の生中継。
渡辺謙の助演男優賞受賞を確認するつもりだったのだが、7時の中継開始早々ばたばたと発表が始まり、わずか5分で落選が決まりテレビを消すはめとなった。
THE LAST SAMURAI での彼の演技は素晴らしく、米国の評判も上々だったのでかなり期待していたのだが残念。

という事で突然する事もなくなったので、しょうがなく知り合いの知り合いから回ってきた紅白歌合戦のビデオをセットする。ちなみにこれまでは紅白などほとんど全く見た事もないし、何の興味もなかった。学生時代は、年末になって実家に来い、と言う親に向かって、つまらぬ紅白などを見なければならないので帰省したくない、と言ったほど。(←ひどい奴だ)
こちらの時間で12月31日の昼には日本の紅白は終了しているから、「おおみそかの夜はオンタイムで紅白のビデオを!」と日本人相手の店がなんと15ドルで紅白をレンタルしていたが、あっというまに予約で一杯になったようだ。これも全く信じられなかった。

なんだか間抜けな松井の実家から始まった中継。
ところが、いやいや、最高に面白いではないか。最後まで一気に見てしまった。
あれだけの大物をそろえて、それも台本通りにテンポよく一発生本番。アメリカじゃ、逆立ちしても真似できないでしょう。すきでもなかった演歌もしみじみ聞くと味わい深い。 

以下、勝手なコメント。
−女子アナのマイクの持ち方が気になった。あれはNHKならではなのか?
−安室は全く冴えがない。お情けで出してもらったのか。休業の時にきっぱり引退しておけばもっといいイメージのままだったのに。
−伊東のソーラン節とやらは初めて聞いたが、元気があってよかった。
−SMAPは圧巻。すっかり貫禄もでてきた。あの直後に投票じゃシロの圧勝に決まっている。それにしてもあんなにいい歌詞だったとは知らなかった。
−モーニング娘の半分はもう分からなかった。加護ちゃんがえらい大きくなっていたな。
−長山洋子は三味線持ってかっこよかった。歌も抜群。アイドルやめてよかったよな。
−はなわとかいう若手がちょろちょろと目障りだった。
−阪神タイガースの優勝というのが、如何に昨年の日本で大きな出来事だったのかが良くわかった。でも日本一ってダイエーではなかったっけ?
−松井の実家生中継も、雰囲気がこてこてでなんだか許せてしまった。
−平井賢と坂本九の歌は素晴らしかった。見事な企画。誰が考えたのだろうか。
−昔のヒット曲も多かったが、いいものはいい。これからも別に無理に新曲歌う必要ないのではないか。
−曲間の学芸会が少なかったが、これくらいで十分。

こんな事を家族であれやこれやと言いながら、紅白を見るのがどんなに楽しいものか、今更ながらよく分かった。
今年の年末は15ドル払っても必ず見たい、と思ってしまう。

年をとったという事か、海外に来て自分の中身が変わったという事か・・・.


Kyosuke