+++ Rip Stick +++

2001年10月11日(木) 回想日記 「不安になる心」



不安というのはいつも何処かにあるもので

気持というのは変動が激しくて留まらなくて

いつもいつも同じ不安で自分をまた、不安にさせてしまうもので。



彼と出逢った頃のあたしは、まだまだ幼い女の子で
外見は一寸大人びて見えたけれど、考えも行動も結局は
子供の考えしか持ってなくて、とても彼を困らせたと思う。


自分のその幼い不安でいっぱいで
彼の心の揺れに気付かなかった。


彼がその頃のバンドを続けるかどうか
真剣に悩んでいた時
あたしはおままごとみたいな恋愛に
一人で有頂天になっていた。

それはきっと彼の許容量を超えていて、
馬鹿みたいに笑ってるだけのあたしを見て
とてもやりきれなくなったんだと思う。




今でも忘れられない酷い言葉を彼はあたしに向って言った。





1年で別れた。



友達も沢山巻き込んで、連日連夜大騒ぎした。
寝ないで遊び回ってた。
一晩中、気の狂った女の様に泣き叫んで過ごした事もある。
動けなくなる程にアルコールを摂取して
タクシーに投げ込まれた事もあった。
夜の仕事にも手を出した。

兎に角、其処にある空白の時間と云うものが憎らしかった。





逃げる場所が欲しかった。




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