+++ Rip Stick +++

2001年09月04日(火) あたしが生まれたこの一日に。



零時になっても、朝になっても、お昼になっても
彼から電話が鳴る気配が無かった。


あたしの誕生日なのに。


寂しかった。口惜しかった。
こういう時に皆が言う「騙されてるよ」って言葉が胸に強く刺さる。


彼はあたしの事必要じゃないのかな?

あたしの事なんて忘れてどっかで遊んでるのかな?


電話が来ないと云うだけで、こんな事まで考えてしまう自分が

哀しかった。





夕方電話が鳴った。

ドキっとした。恋し始めの女の子みたいだと自分がおかしくなった。





そう、誰からの祝福よりも

アナタの声が聞きたかったのよ。




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ゆえ [MAIL]

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