+++ Rip Stick +++

2001年08月25日(土) バカなあたし。



口ばっかりで子供じみたあたしは
あの人をもの凄く傷付けた。

あたしは、昔からこう思ってた。
「男女のカラダの関係なしでの友情は成立する」



物事はっきり口にするあたしは敵も多い。
味方の大半は男の人だった。皆、妹か男友達の様に扱ってくれてた。
あの人も、そうだと思ってた。

2年前に知り合った時から ずっと。

思えば、いつもあたしをフォローしてくれてた。
いつもあたしのやり易い様に仕事を進めてくれてた。
いつもあたしの言葉を受け止めてくれてた。


それはあの人の優しさなのだと疑いもせずに。

あたし一人に向けられた優しさだと気付かずに。





「真剣なんだよ」






その言葉にあたしは弾かれた様な反応をしたと思う。



色んな言葉や言い回しや言い方があたしの中を巡った。
だけど気の利いた あの人を傷つけない言葉は出て来なかった。



「ご免。無理だと思うよ」



そんなあたしの言葉に
「了解」と返したあの人がいつもより小さく見えた。




「男と女の友情」は成立しない。




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