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2001年11月03日(土) ケンカ

昨夜からケンカです。

辛い。


「最初の頃よりは好きじゃなくなった」

彼から浴びせられた痛い一言。



原因は、キス以上のことを頑なに拒否する私の態度。

私はずっと、そういう行為を蔑視してきた。

不潔。
そんなの単なる男の性欲じゃない。
愛情なら、言葉でも伝わるでしょう?


私はあなたのことが本当に大好き。


いくらそのように伝えても、彼の心には響かない。

好きだと言っているのに、なぜわからないの?
行為で示すことが、そんなに大事??



「こんなんだったら、別れたほうがいいと思う・・・」

どんなに私が気持ちを伝えても、彼はそう言い放った。

ショックのあまり、涙があふれる。

ポロポロ、なんて可愛いものじゃない。
ダラダラと流れてくる。

「別れたくない・・・」

「もう傷つきたくない・・・
 このまま付き合うなら、愛して欲しい。淋しい・・・」



もう傷つきたくない、という一言は
私の心に、矢のように刺さった。



私はずっと、たとえ恋人同士でも
嫌がっている相手に体の関係を強く求めるのは
わがままだと思っていた。

気分次第で頭ごなしに拒否をする自分を
そうやって正当化していた。

私は間違っていない。



だけど彼のその言葉で、もう自分を正しいとは思えなくなった。

「好きってことを、ちゃんと態度で示したい」

失いかけて、初めてそう思った。
そして彼にそう伝えた。

これで彼も納得してくれる。
彼の要望を飲めば、丸くおさまるだろう。

・・・彼の“傷”を、甘くみていた。


「今さら・・・
 顔なんて合わせられない」



だけど、ここで引き下がるわけにはいかない。
どうしても彼のことを失いたくないから。

何とか火曜日に会ってもらえることになった。


「私はいつも通りメールするからね。
 嫌ならシカトしてもいいから・・・
 じゃ、おやすみなさい」


おやすみ、とは言ったけれど、眠れるはずもなく。。。







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