2010年12月18日(土) |
しらかし台中〜秀光中 |
週末から、東京→仙台→高崎→高知と、大移動。日本は狭いです。しかし、陽が落ちてからの仙台は寒かった! 秀光中の取材が午後からだったため、早朝の新幹線でしらかし台中に遊びに行ってきました。秀光中としらかし台中は、車で15分もあれば移動できる距離にあります。 しらかし台中・猿橋善宏先生からは、「休んでいるときこそ、人は伸びる」という名言をもらいました。しらかし台中は冬になると、基本的に土日は完全オフになります。それでも、猿橋先生にあせっている様子はまったくなし。
たしかに毎日、毎日、野球をやっていると、精神的にも体力的にもきつい。それが休みがあると、自分を振り返る時間ができるし、「次の練習をこうしてみよう」という考えも生まれてくるはず。 でも、多くの先生が、休むのを怖がっているのも事実。いま取材しているソフトテニス部の先生は、関東大会常連のチームを作り上げますが、年間の休みは数えるほど。「休むのが怖いんですよね…」と、正直に語っていました。
秀光中は選手たちの対応力に感心! 取材をしても、よくしゃべる選手が多いですが、今日は取材開始前にひとりの選手が寄ってきて、「今日はよろしくお願いします!」と。終わったあとも、「ありがとうございました。またよろしくお願いします」。その言葉がとても自然に出ていたことにびっくり。 大人の社会では当たり前のことですが、中学生はなかなかできないもの。 キャプテンに取材したときも、「来年、全国出るので、またお願いします」と。こんなこと、なかなか言えません。たいしたものです。
取材では「松葉」と呼ばれるトレーニングを見せてもらいました。 体幹、股関節を中心にしたメニューですが、名前の由来は「松葉づえをつくほど大変なトレーニング」という意味。 須江航監督の出身校でもある仙台育英高校で作られたトレーニングだそうです。
須江監督からは、「高校(育英)の陸上の監督が面白いですよ!」と、推薦いただきました。表現方法が面白いと。 「熱い鉄板のうえを走るようにイメージする。『アチチチチチッ!』と走ると、足裏が地面と接地する時間が短くなる」 これが、速く走るためのひとつのコツだそうです。なるほど〜、面白い表現!
秀光中は今年も強く、秋の県大会で優勝しています。 ちなみに春の全日本は、夏の全中に出ている間に地区予選が終了。予選に出られずに終わってしまいました。仙台だけでなく、こういう地区がいくつかあります。全国に出たがために、全国予選に出られず。高校野球では、あり得ないことですよね…。
来年3月下旬には、1週間近い、近畿〜東海〜関東遠征を慣行。 全中の舞台が和歌山ということで、決勝会場の紀三井寺球場で練習試合を行います。本気で頂点を狙っています!
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