2010年12月08日(水) |
ゆずの母校・岡村中 向井理の母校・浜中 |
横浜市立岡村中へ。 岡村中があるのは磯子区。わたしの実家はその隣の港南区。ほぼ地元民なわけですが、岡村中といえば、「ゆず」。北川悠仁、岩沢厚司の母校として、(地元では)知られています。 ちなみに、磯子区には浜中という学校もあります。ここも有名人輩出校で、井上真央、向井理、EXILEのHIRO(たしか)と豪華な面々。
でも、もっとすごいのが、京都の藤森中。 倖田來未、misono、鈴木えみ、吉田敬(ブラックマヨネーズ)、松井大輔、赤松真人。そして、今年のドラフトで佛教大の大野雄大が中日から1位指名。私立なら驚きませんが、公立です! いったい、どんな学区なんだ…。
で、岡村中です。 監督を務めるのは、的場章先生。今年で34歳になります。 的場先生のことは、5年ほど前から知っています。といっても、こちらが勝手に知っているだけの関係ですが。 的場先生は日大藤沢〜日大〜日大コーチ〜埼玉栄コーチ〜日大藤沢コーチ〜岡村中という経歴で、栄と日藤で計6年間、コーチをされていました。栄にいたときに、栄に詳しい人から、的場コーチのことを教えてもらっていたのです。日藤に取材に行ったときにも、厳しい声で選手を叱咤していた姿が印象に残っています。
岡村中でも、そのまんまのモードで指導をしていました。 「中学生の目線に下げたくないんですよね…。本来は下げないといけないんでしょうが」と的場先生。葛藤があるようです。自問自答が続く日々だとか。
いろんな先生にお会いしていますが、大学コーチ→高校コーチ→中学監督と、ひとつずつカテゴリーが下がってきた指導者に会ったのは初めてかも。全国的にもそんなにいないのではないでしょうか。
これだけの経歴を持っていると、早くから、「指導者を目指していたのでは?」と想像しますが、じつは、志したのは大学4年夏から。大学時代は、「野球部にも入らず、ぷらぷらしていた」とのこと。それが、夏の甲子園を見て、「野球をやりたい!」と決心したそうです。 そのときの甲子園が、松坂世代。「松坂世代に人生を変えてもらいました」。松坂の同期だけでなく、それ以外の世代にもエネルギーを与えていた。改めて、あの世代はすごかったんだなと実感させられました。
そこから、当時の日大・鈴木博識監督に「勉強させてください!」と頭を下げて、大学でコーチ修行。当時の五十嵐コーチ(現・青森山田部長)のもとで、野球と人生を学んだそうです。 ちなみに、大学を辞められた鈴木監督は現在、母校でもある小山高校を指導されています。
コーチ修行の1年目に、大学3年生だったのが小野寺信介選手。現在の修徳学園中の監督です。「信(のぶ)ちゃんも有名になっちゃったからな。気軽に、信ちゃんなんて言えないよなぁ」と笑っていました。
とにかく、熱い指導者です。頭はもちろん(!)、丸坊主。
就任3年目で、今春の横浜市大会ベスト8。県レベルの実績はまだありませんが、今後必ず、名が出てくる指導者だと思っています。
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