2010年11月21日(日) |
町田工業って知っていますか? |
知る人ぞ知る『Timely』。 高校球児向けのフリーマガジンです。市販されていないので一般的な認知度はゼロに近いですが、知り合いの中学指導者からは「どうやったら読めるの?」と、問い合わせが殺到(?)しています。 創刊号から関わらせてもらっていますが、昨年は1年間、川崎北の連載を担当しました。今年新たな連載は、東京・町田工業。その存在を知っていたら、かなりの高校野球通です!
という自分も、まったく知りませんでした…。 親しい監督さんに、「どこかお勧めの高校ありますか?」と教えてもらったのが町田工でした。 監督が熱い! 田北和暁監督、いわゆる「松坂世代」のひとりで、今年で30歳になります。兵庫・小野高校から東京学芸大に進み、大学ではキャプテン。ベストナイン、首位打者を獲得したこともあります。
初任は都立昭和。現在日大二を率いる田中吉樹監督とともに戦い、都大会ベスト4の実績を持っています。田中監督が日大二に代わってからも、都立昭和の伝統を引き継ぎ、夏ベスト8など、コンスタントに上位に進んでいました。2006年には斎藤がいた早実と2対3の接戦を演じ、冷や汗をかかせました。
2008年春から町田工業へ。過去にベスト16以上が一度もない学校です。お世辞にも強いとはいえません。田北監督が来てからもここ3年間の勝利は3勝。昨秋はブロック大会で、3対20のスコアで早実に敗れています。 今年春は部員7名しかおらず、ハンドボール部から助っ人2人を借りて、大会に出ていました。
新チームの部員は9名。11月に一人増えて、部員10名。多いときで70人以上の部員がいた昭和とは、対照的なチームです。 それでも、当然、田北監督の情熱は変わらず! 「倒すべき相手!」と、学校からおよそ3キロ離れた日大三までランニングをする、「三高ランニング」というメニューも取り入れました。
どうしても、取材となると、雑誌に載る=大会で活躍したことが前提になるので、強豪が増えてきます。町田工のような学校をじっくり取材するのは、じつは初めて。そういう意味でも、ぼく自身、とても勉強になっています。
http://www.timely-baseball.com/ ↑ 一応、バックナンバーも発売しています。
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