京都・木津川市立木津中に行ってきました。
監督の北澤喜幹先生と初めてお会いしたのは、たしか、3〜4年ほど前のこと。京都・高野中にうかがった際、練習試合の相手として遠征に来ていたのが木津中でした。 以来、交歓会でお会いするたびに話しをしていましたが、学校に行くのはこの日が初めて。前々から、「うちはグラウンドだけが自慢なんです」とおっしゃっていて、当日は練習を見るのはもちろんのこと、「グラウンド」を見るのが楽しみでした。
いやぁ、素晴らしいグラウンドでした。特にネット裏が素晴らしいです。 まずは北澤先生が自分で作ったという、イスつきのスタンド。さらに、監督室のような小屋があり、スコアを書くための机があり、トンボをかけるための物入れがあり…、じつはこれはすべて北澤先生の手作り。11年間かけて、コツコツと作ってきたそうです。
ネット裏には、さまざまな言葉やメニューが貼られていました。 一番感動したのは、部員全員の笑顔の写真が貼られていたこと。写真からはみ出そうなほどの満開の笑顔のうえには、自分の好きな言葉も書かれていました。 もうそれを見るだけで、北澤先生の選手に対する気持ちが伝わってきました。
言葉で、印象に残ったのは次の言葉。
『打訓』 打は気迫の結果なり。 バントは野球の生命なり。 サインはチームの信頼なり。
『守訓』 守りは鍛錬の結果なり。 ピンチに大声の出せる人が底力と信頼のある人なり。
『走訓』 走塁は意欲の現れなり。 スキをつくは頭の勝利なり。 本塁をとるは友の犠牲なり。
熱い言葉の数々! これを読めば、北澤先生がどういう野球をやりたいのか伝わってきますね。
話し変わり…、選手の中で「京都市立塔南高校」を目指している子がいました。塔南は、98年夏の甲子園で京都成章を準優勝に導いた奥本監督が就任し、昨秋は京都大会3位に入っています。 びっくりしたのは、塔南高校には先生を養成するための学科があるということ。その子は、先生志望のため、塔南に行きたいそうです。 帰ってから、調べて見ると、「教育みらい科」という学科がありました。 http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/tounan/ いまはこういう学科があるんですね。大学みたいですね。
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