9月27日の朝日新聞に驚きの記事があった。 「学校選択制見直す江東区」 「希望者偏り格差拡大」 「前橋市は11年度に小中学校で廃止」
学校選択制とは、進学先を自由に選べるシステム。市や区によっては、従来あった「学区制」を廃止し、市内や区内であれば、どの学校にも行けるようになっている。自分の住んでいる江戸川区も学校選択制が導入されている。「野球部が強いからここに行く」と、私学と似たような感覚で、中学校を選んでいる場合もある。
ところが、この学校選択制の弊害が出てきているようだ。 記事によれば、江東区の小学校の中で、今年の新入生が一番多かった学校が140人、もっとも少なかったところは24人。学校規模にもよるが、これだけの差が生まれている。 記事には「一部の学校の衰退と隣り合わせ」と書かれている。
実際、東京都の野球部を見ると、実績のある指導者のもとに部員が集まっている。保護者も「異動」のウワサには敏感で、選べる立場だけに、相当悩むようだ。人気校は抽選になることもあると聞く。
さてさて、この動きはどこまで広がるのか。 「あの先生のもとで野球をやりたい!」という願いが叶えられなくなると…。あえて、「軟式野球部」を選ぶ子が減ってしまうかも…と、ちょっと心配。
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