みのるの「野球日記」
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2008年01月10日(木) 越境通学

 最近の話題。
「名古屋市の2つの中学校(ともにバレー部、バスケ部の強豪)で越境通学」
 というニュースがありました。
 サンスポの記事より↓

★強豪バレー部の生徒が越境通学 全国優勝の名古屋の中学

 名古屋市守山区の市立守山北中学校(藤吉友真校長)が、転居せずに住民票だけを移す手法で、7人の男子バレーボール部員を校区外となる守山区以外から通学させていたことが9日、分かった。バレー部は昨年8月の全国中学校体育大会に初出場し、優勝している。
 同校によると、7人は名古屋市の別の区や市外に住む3年生5人と2年生2人。バレー部顧問の男性教諭(60)の勧誘や本人の希望で同校に転校、入学した際、教諭の紹介で守山区の複数の住民宅に住民票を移したが、居住せず、自宅から電車などで通学していた。

 昨年10月、市に情報が寄せられ発覚。市は、健康上の理由などやむを得ない場合を除き、校区外からの通学を認めておらず、市教育委員会は同月、是正を指導。4人が自宅のある区などの中学校に転校したが、うち1人は転校先になじめず、同校に戻ったという。
 市教委は残る3人についても転校を促す方針で、同校に戻った1人の対応は検討中という。
 小島均教頭は「望ましくないと認識しながら、生徒が学校生活になじんでいたため、黙認してしまった。反省している」と話している。

★バスケボール強豪中学でも「越境通学」 有力指導者求め

 女子バスケットボールの強豪校、名古屋市立若水中学校(同市千種区、目次清和校長)で、生徒21人が転居せずに住民票だけを学区内に移し「越境通学」していることが10日、分かった。1人を除く20人が女子バスケットボール部員で、バスケ部の全国優勝経験のある顧問の指導を受けるためという。
 同市教育委員会は原則として越境通学を認めておらず、同校の松本悟教頭は「保護者側の同校に残りたいという強い意向もあるが、今後是正を求めたい」としている。
 同市では市立守山北中でも昨年夏の全国大会で優勝したバレーボール部員の越境通学が判明している。

 若水中の説明によると、越境通学しているのは1年6人、2年9人、3年6人の計21人。前任校で女子バスケ部を全国優勝に導いた同部顧問の男性教諭(57)の指導を受けたいというのが主な理由という。
 同校では2006年9月に越境通学が判明。学校側は文書や面談で、保護者に住民票の移転先住所からの通学や転校を求めたが、保護者らはそのまま改めずにいたという。若水中は昨年夏に全国大会ベスト8になっている。

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 難しい問題ですね…。
 学区制の場合、基本的に住んだところで、通学する中学校が決まってしまいます。そのため、中学途中に引っ越しする場合、「●●中にいい監督がいるから、この場所を選んだ」という話を聞くことも珍しくありません。
 
 東京都の場合、足立区などはすでに学区制が撤廃され、区内の公立中学校を選べるようになっています。そのため、少子化にも関わらず、部活動が盛んな学校ではクラスが増えているとか。ただ、人気のない中学校は、その煽りを受けているようですが…。
「野球部の監督が他校に異動するため、その監督を慕って、野球部員が一緒に転校してきた」という例もありました。

 しかし、「越境通学」がダメだからといって、中学の途中で本来通うべき学校に転校…というのも、中学生の心にはかなり負担がかかりますね…。

 もちろん、この話は私立の場合はまったく関係なく。
 高知・明徳義塾中では、「高校野球はほかの学校でやる!」と決めた瞬間、地元の学校に転校します。たとえば、神奈川出身であれば、中3の2学期から神奈川の公立中学校へ。卒業証書は、この公立中からもらうことになります。
 
 何かの目標があって、それを叶えるためのベストな環境を選ぶ。中学生のときから、そういう志があるのは良いことだと思うんですけどね。


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