2007年09月16日(日) |
川崎北、桐蔭&平学破り、ベスト8進出 |
9月8日から始まった秋季神奈川大会で川崎北高校が快進撃を見せている。 15日に行われた準々決勝で、桐蔭学園にコールド勝ちを収めると、本日の4回戦では平塚学園に1点差勝利。ベスト8進出を果たした。
★1回戦 保土ヶ谷 000000|0 川崎北高 204031|10
★2回戦 戸塚高 00000|0 川崎北 4303×|10
★3回戦 桐蔭学園 0000010|1 川崎北高 400006×|10
★4回戦 平塚学園 000000001|1 川崎北高 00000020×|2
今日の平学戦は相手サイドスローの緩急をつけた巧いピッチングに大苦戦も、相手守備陣のミスにつけこみ、7回裏に2点。9回表、1アウト一二塁のピンチでエース番号をつけた目黒を投入し、逃げ切りを図るが…。4番にはレフト前ヒット。しかし、レフトの佐相がホームへ好返球&キャッチャー斉藤の好捕球で二塁ランナーを封殺。続く、5番打者はライトオーバー。二塁ランナーが生還し、1点差。一塁ランナーも勢いよくホームを狙うが、ライト織田、セカンド塩田の見事な中継プレーでホームアウト。劇的な幕切れとなった。
内容だけ見ると、得意の継投が失敗に終わったが、神がかり的なバックホームで勝利を引き寄せた。織田→塩田→斉藤とわたったカットプレーは、ショートで見ていた松下が「鳥肌が立った」というほど。塩田は「あんなの練習でもやったことないです」と、自分でもビックリの顔。練習でできないことが試合でできてしまうのが、いまの川崎北の勢いか。
前日の3回戦で桐蔭学園をコールドで下したあとだけに、今日の勝利は価値がある。春は桐蔭学園を破ったあと、立花学園に惜敗していた。 「打てない中、守り勝てたのが大きい」と試合後の佐相先生。 「バントを使わず、ガンガン攻める!」を信条としながらも、平学戦ではバントを使う場面もあった。
今年は春ベスト16、夏ベスト16、そしてこの秋は現在ベスト8。まだまだここから先は長いが、ここまでコンスタントに成績を残せる公立高校はなかなかない。就任3年目でこれだけのチームを作ってくる佐相先生はさすがです。 でも、先生も選手もベスト8では満足していない。「もっと高い目標があるので、これから」とキャプテン松下。
次は、22日に保土ヶ谷球場で横浜創学館と。勝てば、関東大会出場を懸けて、日大藤沢vs慶応義塾の勝者と戦う。
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