2007年06月05日(火) |
2000年センバツ 東海大相模V選手たちのその後 |
春季神奈川大会を制した相模原市立上溝中。これで3年連続の全日本少年軟式野球大会出場に王手をかけた。 上溝中を率いるのは横浜国大野球部出身の水野澄雄先生。高校ではバレーボール部だった経歴を持つ。そして、この春から水野先生をサポートする若手が一人加わった。今年で25歳となる星野直人先生だ。 じつは星野先生はすごい経歴の持ち主。高校時代、東海大相模のメンバーとして2000年センバツ優勝を果たしているのだ(背番号16)。大学では東海大の準硬式野球部の主軸で、大学日本一を達成。卒業後、中学校の指導者を目指すために、地元相模原市に帰ってきた。
「中3のときから、中学校の指導者になりたかったんです」と星野先生。中学生の中でひときわ目立つ184センチの大きな体(なかなかのイケメン)。学校生活と部活動が密接に関わる中学野球に魅力を感じていたという。「水野先生から毎日ではなく毎秒、学ぶことが多いです」と目を輝かせる。この夏、高校、大学に続き、中学でも日本一達成なるか!
星野先生が、「意識しています」と話すのが、海老名市立柏ヶ谷中学校で副顧問をしている楢原匠先生だ。楢原先生も2000年の東海大相模Vメンバーで、1番サードで活躍していた。決勝の智弁和歌山戦ではタイムリーを放っている。大学は東海大の硬式野球部。4年時はリーグ戦に出場していた。
「現役時代は向こうはレギュラー。完全に負けていたので、指導者としては上をいきたい」と星野先生。この話を聞いて、「なるほど! そういう思いもあるのか!」と勝手に感動してしまった。2人ともにまだ監督ではないが、星野監督vs楢原監督の対決が近い将来、実現することを楽しみにしたい。
高校野球に目を移すと、センバツで背番号10でベンチ入りしていた野原慎太郎くんが今春から神奈川県立岸根高校に赴任。野球部を指導している。東海大相模卒業後、横浜国大へ入学。アンダースローからの遅球(!)を武器に、リーグ戦で勝利も挙げている。野球部の指導者では珍しく、家庭科の先生! 全国的にもかなり珍しいと思う。家庭科にかける熱い思いが朝日新聞の投書欄に出ていたことも。
大学野球では、東海大学硬式野球部のコーチとして、瀬戸康彦くんが頑張っている。瀬戸くんは2番ショートで活躍し、優勝に大きく貢献。東海大では下級生からレギュラーをつかみ、渋いプレーを見せていた。
それぞれの第二の野球人生を応援しています!
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