2006年12月13日(水) |
高知中学校→高知高校 |
すいません、ボチボチ再開します…。 これからは、更新頻度を優先して、簡潔な日記風にするつもりです。中学軟式野球の情報や、取材こぼれ話などをお伝えできればと思っております。よろしくお願いします。
本日は高知高校の取材に行ってきました。秋に行われた神宮大会で優勝し、来春センバツでも優勝候補の一角となりそうな高校です。
神宮大会のメンバー表を見ると、レギュラー9人中7人が付属の高知中学校出身。そんなこともあって、神宮大会時の取材は、「中高一貫で力を入れ始めたんですか?」との質問が飛んでいました。それに対して、島田達二監督は「いや、最近ではなくて、もうずっと前から中学の野球部は強くて…」と答えに困った様子。 そうなんです、随分昔から、高知市内で野球を本気でやりたい子は、自然と高知中学校に集まる流れがあったのです。過去には全日本少年ベスト8に入ったこともあり。現在、春日部共栄の本多監督や、ヤクルトで活躍した杉村さんなどは、高知中学校の出身。ちなみに、島田先生も高知中から高知高校に進んでいます。
現チームの主力、2本柱の国尾、森田、捕手の矢野、3番山本らは、高知中の出身。彼らは中学1年から3年まで島田先生の指導を受けていました。彼らが中3の12月に島田先生が高校の監督に就任。結果的に、これまで5年半も島田先生の下で野球をやっていることになります。そのため、性格やクセなどをお互いに熟知。「島田先生がどんな野球をやりたいか、どんなサインを出すか分かる」という選手もいました。
国尾、森田らが中学3年の夏には、高知大会の準決勝で宿敵・明徳義塾中を破り、四国大会に進んでいます。しかし、全中出場目前にして、香川の飯山中に2−3で惜敗。涙をのみました。 それから、2年後の秋。四国大会の1回戦で丸亀城西と対戦、メンバーに入っていたのが飯山中の選手たち。再びの対戦で、今度は高知高校に軍配があがりました。 今秋の高知大会の準決勝、四国大会の準決勝では室戸高校と対戦しました。じつは室戸のエース森沢は、高知中の出身。森田らと一緒にプレーをし、四国大会準優勝のときのレギュラーでした。事情があって、室戸高校に進みましたが、島田先生も選手たちも中学の3年間一緒に汗を流した仲。「複雑な感情があった」とは島田先生の言葉でした。
神宮大会の優勝で、神宮枠が中国・四国地区へ。神宮枠の有力候補のひとつにあげられるのが室戸です。「森沢と一緒に甲子園に出たい」。島田先生や高知中出身の選手たちが、口を揃えていたのが印象的でした。
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