2006年04月20日(木) |
東海大相模にスーパールーキー! |
昨年の春頃から、「松永ヤンキースに、太田というすごい選手がいる」というウワサがあった。松永ヤンキースは広島県福山市にある軟式クラブで、過去には全日本少年軟式野球大会で日本一になっている名門だ。早稲田大で活躍する上本(広陵)の巣立ったクラブでもある。
逸材クンは昨年2月に行われた「第1回よさこいリーグ」で、100メートル以上のホームランを放ったらしい。明徳義塾中グラウンドで行われた試合だったが、「あんな打球は今までに見たことがない」という大アーチだったという。
夏の全日本に出場してくることを楽しみにしていたが、残念ながら地区予選敗退。 進路は上本の関係もあって、広陵だろうなと思っていると…、何とビックリ、東海大相模に決まったという話を聞いた。どこでどう、東海大相模と繋がったのか…。
正月明け、東海大相模・門馬監督を取材したとき、「松永ヤンキースの太田が来るらしいですね」というと、「太田はいいよ」と一言。そりゃ、広島からわざわざ来るんですからねぇ…。
そんなこんなで迎えた3月。『中学野球小僧』で松永ヤンキースの取材に。「太田がいないかな…」とかすかな期待を持ってグラウンドを訪れると、いました太田クン。第一印象は眼が強い。そして、デカイ(多分、185センチ前後)。体のバランスがいい。雰囲気がある。 ピッチング練習やバッティング練習をしている姿を見たが、「ホントに中学3年生?」と思ってしまった。「多分、130キロ超えてますよ」(チームスタッフ)というピッチングに、90メートルのフェンスを楽々越えるバッティング(このとき打っていたのは硬球)。ウワサに違わぬ逸材クンだった。 もしかしたら、今までみた中学球児の中で、一番衝撃の受けた選手だったかもしれない(見た時期の違いはありますが…)。
東海大相模入学後、やっぱり太田はすごかった。4月15日の県大会、保土ヶ谷戦で5番サードでデビュー。しかも、いきなり結果を残したらしい。松永ヤンキースでは、公式戦終了後、硬式ボールでみっちり練習を積んできたもよう。何よりも、身体能力、野球センス抜群なだけに、ボールの違いなど簡単に克服するだろう。これから、生で見るのが楽しみだ!
なお、太田のチームメイトには上本弟クンがいました。対戦した監督さん、そして松永ヤンキースの監督も「兄より、うまい!」との印象。背は同じくらいですが。弟は、兄と同じく広陵に進みました。
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