2005年12月10日(土) |
2005 日本中学生野球フォーラム |
千葉ロッテマリーンズの室内練習場で開催された「2005日本中学生野球フォーラム」へ。
毎年12月第2週に行われる指導者講習会で、ここ2年の講師は佐相眞澄先生。今年の講師は東海大翔洋中の弓桁義雄先生でした。 講習会の主な内容は、姿勢や目線の大切さ、キャッチボール、おもちゃを使って覚える野球の動き、三塁エンドランの仕組み、などなど。 三塁エンドランに関しては、「打者の●を見たら、三塁ランナーはスタートを切る」など、翔洋中の方法を完全に披露していたのが印象的。防ぎ方については、「みんなで考えましょう」と言っていましたが(笑)。
弓桁先生と話をしていると、よく話題にのぼるのが姿勢について。この日も話をしていたが、「とにかく目線を上げること(=前を向く)。それで姿勢もよくなる」という。 猫背の子はだいたいが、目線が下を向いていることが多い。そうなると、体が本来持っている動きができなくなり、軸も作りづらい。 地面ばっかり見て、歩いている子っていますよね…。自分も猫背なんで、あまり大きな声では言えませんが…。
以前、弓桁先生は「たとえば、ピッチャー。マウンドでロジンをつけ終わって、ロジンをマウンドの横に落とす。ここから、『さぁ、いくぞ!』と自分に勢いをつけるように、目線をキッと前に向かせる。これだけでピッチングが変わります」と話していたことがあった。目線が上がるということは、背筋も真っ直ぐになりやすい。
ある先生は、「胸に目がついていると思って、人と接すると、背筋が伸びる」と話していた。試してみると結構、納得。 昼食をはさんで、午後からはプロ野球OBクラブによる講習会。 キャッチャーを教えていた元巨人の淡河弘さんが、「キャッチャーのスローイングは右足を地面から離さないこと。これがポイント」と話していた。 じつは、これは、今回の『中学野球小僧』の取材で、玉城中の山口永介先生もスローイングのポイントに挙げていたこと。初めて聞いたことだったので、新鮮な驚きがあったが、キャッチャーのスローイングでは基本?!
山口先生は、「うまい内野手を見てると分かる。うまい選手は、絶対に右足を地面にすらして投げる。地面から離れてしまう選手は、高低に送球がぶれている」。 それを聞いて、内野手の動きを見ると、確かにうまい選手はすらして投げている。スローイングの肝は右足にアリ…と、思ってみたり…。
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