2005年06月10日(金) |
カミナリ対策は万全ですか? |
本日の神奈川県は雨でした。梅雨入りも発表されました。雨は嫌いです。湿気が嫌いです。野球を見にいくと、スコアブックが濡れるので嫌いです。
中学野球は、関東大会や全国大会になると、よほどの大雨でない限り中止になりません。しかし…、2年前の全日本では、そのよほどの大雨を超える大雨でしたが、試合をしていました。まぁ、いろいろと事情があるんです。宿泊費の問題、帰りの飛行機の問題(キャンセルが利かない)などなど…。 このときは、ブルペンに敷く緑のシートをマウンドに運んできて、応急処置を取っていました。が、このシートが1球投げるたびに動く!(ズレル!) なので、投げるたびに、18.44メートルが確実に数ミリ程度縮まっていました。
どんな雨でも試合をやってしまう(と考えたほうがいい)中学野球ですが、とっても素晴らしい点もあります。それは「特別継続試合」なる規則です。5回以前に中止となった場合、翌日は中止となった状況から再び試合を行います。 たとえば、今日の試合、3回裏ノーアウト一塁で降雨ノーゲームとなれば、明日は3回裏ノーアウト一塁から再スタート。もちろん、そのとき出場していた選手のまま試合が行われます。どうして、高校野球でもこの規則を採用しないのかな…。毎年のように議論されているようですが、いつも見送りとされています。
さて、先日の全日本少年東海大会ではこんなことがありました。 この日の愛知県は午後から雨予報。「雷雨」という予報も出ていました。準決勝第2試合の途中から雨が断続的に降る状態となり、決勝戦の序盤からは「ゴロゴロ…」というイヤ〜な音が。そうしたら、イヤ〜な音を聞いた二塁塁審が、主審に駆け寄り、なにやら相談。何を話しているんだろうと思っていると、主審が両チームのベンチに進み、「カミナリが鳴っていますので、バットを木製バットにしてください!」と大きな声で告げていました。 え〜! びっくりですよ。 「カミナリの場合は木製バット」という話を聞いたことがありましたが、実際に適用された試合を見るのはこの日が初めて。このとき、雨はまったく降っておらず、ほんとに遠くの方で「ゴロゴロ…」と小さく鳴る程度。ちょっと早いんじゃないの? まぁでも、カミナリが金属バットに落ちてきたらシャレにならんですからね。
そんなことより! ユニホームのベルトは平気なの? 中学生のとき、先生から「カミナリのときはベルトを外せ!」と言われた言葉が未だに残っているんですが。やっぱり、カミナリで怖いのはベルト直撃弾でしょう。
で、木のバットです。いま流行りのビヨンドマックスもH−ZONEも、もちろん使えません。「芯に当たれば木のバットのほうが飛ぶ!」という指導者もいますが、それはしっかりと振り切れる選手に限っての話。実際、2年前の全中では木のバットを使っている選手もいましたし。 この日の決勝を見る限り、木のバットに苦戦していました。やっぱり、振りなれていないバットをいきなり試合で使うとなると…、プロのバッターだって戸惑うはず。飛ぶバットもいいけれど、「カミナリで使えなかった…」なんてことも、このように実際に起こりうるわけです。木のバットで振る感覚も、夏に向けて養っておきましょう! 夏は夕立、雷雨がありますよ!
と書きつつ…、夏の全中予選って、もう始まっているんですよね。さいたま市は、6月4日開幕だったようです。って、これに負けたら引退ですよね? 早すぎですよ。ほかにも大分市が6月上旬開幕。九州では6月上旬開幕が多いようです。 自分の住む神奈川では、多くの市が7月第2週ぐらいに開幕するので、それが基準となっていたのですが、他の都道府県は6月中に開幕するところも珍しくないんですね。梅雨時に、夏が終わるっていうのも何だかね…。
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