みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2005年01月04日(火) 目標設定

 今日は札幌から上京してきていた札幌北辰中の和田俊雄先生と、川崎駅で昼食。3時間ほど、野球談義を交わしてきました。
 そこで話の中心となったのが「目標設定」。和田先生の中学校に目標設定を指導する講師の先生がきて、野球部員を前に講義をしたそうです。昨夏、全国制覇を果たした駒大苫小牧の指導にもあたっていたとのこと。

 いくつか印象に残った話をあげると、
・目標を毎日紙に書き(黄色の紙に黒いペンで)、見えるところに貼る
・寝る前に翌日の目標を5つ書く
・目標は言って書いて見て聞く  etc

 駒大苫小牧の選手はこれを実践していたそうです。
 中学野球、たとえば東林中や生麦中は練習着の背中や足に、「全国制覇」「関東制覇」など目標を書いています。毎日書いているわけではもちろんありませんが、練習着を着るたびにイヤでも目に入ってきます。
 東林中の佐相先生は、背中の字が薄れてくると、「お前の全国制覇の気持ちも薄れてきたか〜、もう一回書き直せ!」と冗談と飛ばすこともあり。生麦中の新庄先生は、「疲れたときにヒザに手を当てるでしょう。そのときに足に書かれた文字が目に飛び込んでくると、ヤベェ、やらなきゃ! と思うんですよ」と話していました。
 
 ちなみに駒大苫小牧の選手は、円陣の際や挨拶をするとき、必ず人差し指を一本たて、「ナンバー1になる」という想いを込めていました。多くの雑誌にこのことは取り上げられていましたが、写真を見るとカッコイイ!

 また、その先生の教えで、駒大苫小牧は合成写真を作成したとか。和田先生いわく、「雑誌でホームランを打ってる写真を引っ張ってきて、そこに自分の顔を貼り付ける。あとは集合写真の背景を全国大会の舞台にしたり、写真でイメージを高めるといいそうです」。
 なるほどなぁ。で、部室に過去の全国大会での表彰写真やトロフィーなどがあるチームは強い、と。なぜかというと、部室に入るたびに、過去の栄光を見ることができ、全国大会に出場するイメージが作りやすいためだという。

 そんな話を聞きながら思ったのは、神奈川の中学野球では相模原が圧倒的に強い。ここ7年続けて、夏の県大会を制覇しており、3年連続で県の決勝は相模原決戦になっている。最初に相模原に全国の風を吹き込んだのは、筑川利希也がいたときの東林中(もっと前に大沢中なども出ていますが)。そのあと、上溝中も内出中も全国大会に出場。新町中も、昨夏、県大会を制し、関東大会に進んだ。
 そこにあるのは「あそこが出られるんだったら、おれたちも全国にいける!」という意識。いつも練習試合をやっているチームであったり、、少年野球のときから知っている選手がいたりと、非常に身近に感じられる存在だ。それだけ、全国大会がイメージしやすいといえるかもしれない。

 駒大苫小牧は夏の甲子園の決勝がいつどこで、何時から開始するか、それを随分前から頭にいれ、しっかりとイメージしていたという。というわけで、今年の全中の決勝戦はいつどこで何時に始まるでしょうか? 全国制覇を目指しているチームはしっかりと調べて、手帳に黒く太い字で書き入れましょう!

 さて、明日やるべき5つの目標は何だろうか…。取材なので朝早くおきなければいけないので、「早起き」。こんなのも、1つの目標として数えてしまっていいのでしょうか…。毎日続けようとしたら、かなり大変ですね。




 < 過去  INDEX  未来 >


みのる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加