みのるの「野球日記」
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2004年03月12日(金) 東海大相模対決(青学大ー東海大)

東海 100 000 002 3
青学 202 000 02× 6

 本日は相模原市淵野辺の青学大グラウンドにて、青学大対東海大のOP戦を観戦。13時開始のつもりで行くと、すでに試合は4回。どうやら直前に12時開始に変更になったもよう。夕方からの雨予報を考慮してだろうか…。かなり損した気分に。

 というわけで試合を見たのは4回表、東海大の攻撃から。青学のマウンドに上がっていたのはエース山岸穣(福井商4年)。ストレートとチェンジアップ中心の配球で、東海をきっちりと抑えていた。「一番の武器」と語るチェンジアップは時折高めに抜けるものの、東海打線は全くタイミングが合わず、バットが空を切る場面が目立った。
 山岸と組んでいた捕手はもちろん加藤領建(PL学園4年)。このふたりは1年秋からバッテリーを組んでいる。山岸によれば「年間、サインにクビを振るのは2回くらい」とのこと。信頼感は熱い。今季から主将についた加藤は6回からベンチに退いたが、ベンチの中から試合に出場している選手ひとりひとりに大きな声をかけていた(もちろん関西弁で)。 

 6回から山岸を引き継いだのが、右サイドの上津原詳(東海大相模2年)。高校時代は夏の神奈川大会準優勝。その時、二枚看板として投げていたのが現在東海大にいる渡邉裕之。「渡邉が投げたら、同期が対決だなぁ」なんて思っていたら、その渡邉が6回裏から東海大のマウンドへ。
 三保キャンプで投げたとき、コントロールの不安定さが目についたが、この試合もそれが垣間見えた。まぁ、荒れ球が持ち味と言ってしまえばそれまでが、6回7回ともに先頭打者に四球。無失点には抑えたが、接戦で登板させるのはちょっと怖いタイプか。

 上津原の方は安定したピッチングを見せた。ストレート、シンカー、スライダー、シュート(ナチュラル?)のコンビネーションが基本だが、勝負所ではストレートでグイグイ押してくる。意外に本人はストレートに自信があるのかもしれない。「うりゃ〜」という雄たけびを上げながら、ストレートを投げ込んでいた。
 東海大には上津原の先輩が多数いる。この日も瀬戸康彦、村山修次、菊地一也、楢原匠(ともに4年)が上津原と対決。犠牲バントだった菊地以外、後輩上津原の前に抑えられた。面白かったのが、6回表に上津原がマウンドに上がったとき。菊地が「上津原、球速くなったなぁ〜」と瀬戸と笑いながら話していた。

 同級生対決もあった。9回表、遠藤愛義(東海大相模2年)が代打で登場。遠藤は夏準優勝時の主将で一塁を守っていた。上津原との同期対決はレフトフライだった。

 東海大は9回表、代打で荒波翔(横浜1年)も登場した。それまでバットボーイをやっていたので姿は確認していたが、まさか出てくるとは…。相当、期待されているのだろう。その証拠に背番号は1。この日の東海大の選手でただひとり、赤いリストバンドをしていた(結構目立っていた)。
 この対決は上津原がストライクが入らず四球。その後、落合の二塁打で荒波は一塁からホームイン。ギリギリのタイミングだったが、荒波の好判断と俊足が生み出した1点だった。さすがです…。

 上津原は6回から9回まで投げ、1安打3四球。最終回に力みからか崩れたが、上々のピッチング。先発でもリリーフでもいけるタイプなので、リーグ戦でも重宝されそうだ。ただ、左打者の内角への制球力が不安定。外角に張られると苦しい気もした。なお、上津原は昨秋プロ入りした小宮山慎二(横浜隼人ー阪神)、尾形佳紀(ホンダー広島)と同じ、厚木市の睦合中出身。さて、数年後、先輩と同じくプロにいけるような選手に成長するでしょうか。

 青学の野手陣に目を向けると、1番ショートで小窪哲也(PL学園1年)が出場。4回からしか見ていないが、センター前に2安打放っていた。すでにレギュラー選手のような落ち着きがあり、リーグ戦でもこのまま使われそうだ。
 ほか新人では近大付属出身の永松孝太が、東海大の1番ライトで出場。俊足が持ち味の左バッター。青学では8回裏に代打で吉田勇一郎が登場。桐蔭学園のレギュラーとしてセンバツ出場を果たしている。

<東海スタメン>
(右)永松(近大付属1年)
(遊)瀬戸(東海大相模4年)
(左)落合(報徳学園4年)
(一)川端(東海大望洋4年)
(指)村山(東海大相相模4年)
(三)中村(PL学園3年)
(二)棚本(青森山田4年)
(中)?
(捕)菊地(東海大相模4年)

<青学スタメン>
(遊)小窪(PL学園1年)
(右)大崎(常総学院2年)
(中)中尾(PL学園4年)
(一)山内(長崎日大4年)
(左)横川(常総学院2年)
(捕)加藤(PL学園4年)
(三)円谷(横浜2年)
(指)?
(二)夏井(秋田商3年)

 


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