みのるの「野球日記」
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2003年10月27日(月) 首都大学 城西大vs東海大 3回戦 (1)

 先週の土曜日から始まった城西大(1位)vs東海大(3位)の首位決戦。前回の日記にも書いた通り、城西が勝ち点を上げれば優勝決定。東海大は2連勝すれば逆転優勝、2勝1敗なら城西vs東海のプレーオフという状況である。
 土曜日は城西が、投打ともに東海を圧倒し12−4と先勝。優勝に大手をかけた。首都の盟主として意地でも負けられない東海は日曜日に雪辱を晴らす。2年春のMVP投手・中嵜(4年)が好投を見せれば、打っては主将・武部(4年)が城西・小沢(4年)からソロHRを放つなど、4年生が活躍し、3−1で勝利。対戦成績を1勝1敗とした。
 
 第3戦を迎える前夜……、私はヤキモキしていた。第3戦の試合開始時刻が分からない。球場が相模原であることは分かっていたが、時間が不明。首都の連盟HPを見ても、「お知らせ」が更新されず。首都のHPは前から問題があったが、今回ばかりはちょっと怒り。六大学や東都で、明日の開始時間がHPで告知されないなんてことは有り得ない(去年までの東都なら有り得たが)。しっかりやってくれよ……と思いながら就寝。一応、11時開始と考えておく。

 翌朝7時頃に東林中・佐相先生から電話(で起きる)。
「今日の東海と城西、何時開始?」
 ほら、HPが更新されないから、みんなが困っているじゃん……!
 それから数十分後、東海大相模OBからありがたいメールが入る。「今日は13時半からのようです」。早起きして損したと思い、二度寝……。連盟HPが前夜にちゃんと「13時半」と告知してくれれば、もっとゆっくり寝れたのに……。

 横浜線に揺られ、相模原球場へ。スタンドに入った瞬間、「人少なっ!」と思ってしまった。神奈川リーグで観客の少なさには慣れているけど、今日は仮にも優勝がかかった大一番。平日ということもあるが、あまりにも少なすぎる。「観客数百人」という感じだった。
 グラウンドでは、第1試合の日体大vs大東大が行われていた。球場で合流した佐相先生は日体大のOB。低迷続くチームを、心配そうに見つめていた。
 ネット裏に座り、周りを見渡すと、なぜか(?)スカウトの顔がちらほら。ついでにスポーツ紙の記者も。月曜日は東都二部くらいしかやっていないから、みんな相模原に来たのかなと思う(一応、優勝決める試合だし、城西には小沢、久嶋らドラフト候補がいる)。
 しばらく、佐相先生と話をしながら見ていると、筑川(東林中ー東海大相模ー東海大)がやってきた。昨年ヒジの手術をしたため、今季はリハビリに充てている。春秋とも登板どころか、ベンチ入りもなし。それでも、話を聞くと順調のよう。ブルペンにももう入っているとのこと。来季の復活が待ち遠しい。

 東海の試合が始まる頃、今度は桐光学園の野呂監督が登場。佐相先生も野呂監督も「学校はいいんですか?」と思いながら……。野呂監督も席に座るなり、「優勝決まる試合で、こんなに観客が少ないんだ」と驚きの声。6大が盛り上がっていた頃に早稲田大で野球をやっていただけに、一際そう感じているのだと思う。佐相先生は原辰徳世代。「あの頃は原のおかげで、川崎球場が満員になっていた」という。いまでは考えられないこと……。ちなみに野呂監督が球場に来たのは、主にはOBである石井(2年)と天野(2年)の応援。 

 そんな観客が少ない中で、城西vs東海の3回戦が開始。「理論派」筑川の解説つきで観戦(←解説者になれる)。佐相先生の「バッティング講座」もあり。「このバッターは外が打てない」というと、本当に打てない。「右ヒジの使い方が悪い」「かかとの使い方が重要」などなど。難しいけど、勉強になります。

 先発投手は城西が中山(4年)、東海は中嵜。中山は土日に続く3連投。だが、それぞれ中継ぎ登板のため、投げたイニング数は少ない。日曜は2番手として、4回1/3を無安打に抑える完璧な投球を見せている。ドラフト候補にも挙げられている左腕で、タテ割れのカーブと、打者の手元で鋭く滑るスライダーが武器。ストレートは140km前後。左バッターが苦にしそうなタイプである。この春はベストナインにも選ばれている。
 対する東海の中嵜は、最初にも書いたように2年春に大車輪の活躍を見せ、MVPと最優秀投手の2冠を獲得。1つ上の久保(巨人)とともに東海投手陣を支えてきた。スピードよりもコントロールで勝負するタイプで、左バッターの外角へ落ちるチェンジアップが武器の右腕。

 試合は中山、中嵜の4年生エース同士の投げあいとなった。


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