2003年08月06日(水) |
11日から全日本少年軟式野球大会開幕 |
来週11日から「第20回全日本少年軟式野球大会」が開幕する。20回の記念大会ということもあり、例年より2校増の18校が参加し、中学軟式野球No.1を決める。 「中学校野球」ではなく「中学野球」。学校の部活動ではなく、地域のクラブチームや選抜チームも参加が可能だ。
<今年の出場校> 釧路鳥取中クラブ(北海道) 初出場 Akita中クラブ(秋田) 2年ぶり4回目 いわき松風クラブ(福島) 2年連続2回目 真岡クラブ(栃木) 初出場 桐生山田クラブ(群馬) 初出場 横須賀スターズクラブ(神奈川) 3年連続7回目 中野島中クラブ(神奈川) 初出場 桐蔭学園中クラブ(横浜) 3年ぶり4回目 横浜クラブ(横浜) 初出場 星稜中クラブ(石川) 3年連続7回目 神戸中クラブ(三重) 初出場 広畑クラブ(兵庫) 初出場 日高オールスターズ(和歌山) 初出場 城南中クラブ(愛媛) 9年ぶり2回目 岡山クラブ(岡山) 3年連続4回目 多久中央中クラブ(佐賀) 5年ぶり2回目 島原第二中クラブ(長崎) 初出場 上本部中野球クラブ(沖縄) 2年連続2回目
2年ぶり4度目の出場を果たしたAkita中クラブは、秋田県の中学野球部から選抜した「秋田選抜」。卒業生は秋田経法大付属や秋田高校など、名門校に進む。夏の甲子園に出場する秋田高校の1番佐藤拓也(ショート)、2番成田大(センター)もAkita中クラブ出身。3年前の第17回全日本に出場したが、初戦で岡山クラブに4−5で惜敗した。
岡山クラブも選抜チーム。今年も3年連続で全日本に出場する。 こちらはAkita中クラブとは違い、全県選抜ではない。倉敷市・岡山市・赤磐郡・総社市・玉野市・浅口郡の中学野球部からの選抜チームである。倉敷工業の2番大森伸哉(セカンド)は、この岡山クラブの卒業生。今年センバツに出場した岡山城東には、岡山クラブ出身選手が4人(ベンチ入りメンバーに限り)もいた。さすが選抜チーム!
そして、地元横浜。横浜クラブが、初出場を果たす。 初出場なのは当たり前。チームが結成されたのは今年になってから。この大会用に結成された選抜チームだ。ベンチ入り20名での初練習は先月末だった。そして、初試合は今月末。横浜スタジアムで、同じく全日本に出場する桐蔭学園中と練習試合を行った。結果は1勝1敗だったが、さすがに横浜市150チームから選りすぐられた選手たち。センス溢れる選手が揃っていた。とくにピッチャーは、変化球で確実にストライクがとれ、大崩れすることはなさそう。最速127kmを記録する速球派投手もいた。
力のある選手を集めた選抜チーム。単独の野球部よりも強いはずと思われるが、成績を見ると、それほど顕著には表れていない。 98年に千葉の全流山が初めて全国制覇するが、その後頂点には立っていない。岡山クラブは2度、Akita中クラブは1度の準優勝がある。5年ぶりに選抜チームが優勝できるか、注目だ。
なお、初戦注目のカードは、前年度優勝の上本部中(沖縄)と過去2度優勝の桐蔭学園中(神奈川)の対決。 上本部中のエース与那嶺祐也は、昨年もエースとして活躍し、優勝投手に輝いている。昨年の大会でピッチングを見ている桐蔭学園中の大川先生は、「120km後半のストレートがあり、コントロールも良い。そう簡単に点はとれない」と、与那嶺を警戒。与那嶺には沖縄だけでなく、九州、関西の高校からもスカウトの手が伸びているというウワサ。
上本部中対桐蔭学園中は、12日の10時20分から横浜スタジアムで試合開始予定。近くに住んでいる人は、是非浜スタへ! 中学軟式野球をまだ見たことない人は、レベルの高さにビックリすること間違いなし!
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