2003年03月13日(木) |
たかがオープン戦、されどオープン戦 |
西武が今日も負けた。これで、2引き分けを挟んで7連敗。1965年以降、7連敗以上したチームは4つ。いずれも公式戦で優勝を逃している。
◆13連敗 中日 85年 2勝15敗0分 12位 公式戦5位 ◆11連敗 近鉄 85年 3勝14敗1分 11位 公式戦3位 ◆ 7連敗 東映 65年 9勝16敗2分 12位 公式戦2位 ◆ 7連敗 ヤク 98年 4勝13敗2分 12位 公式戦4位
ここまでの西武。9試合で得点19、失点48。1試合平均にすると、2.7得点、5.3失点。まぁ、勝てるわけない。チーム打率は、1割9分8厘。7連敗もうなずける。以下が主力選手の成績。
◆松井 23−9 .391 ◆小関 25−4 .160 ◆赤田 23−4 .174 ◆大島 14−1 .071 ◆大成 25−4 .160 ◆細川 14−3 .214 ◆貝塚 15−3 .200 ◆宮地 12−3 .250 ◆和田 16−0 .000 ◆マク 18−3 .167 ◆浩之 9−0 .000 ◆上田 10−3 .300 ◆高山 25−6 .240
松井以外、数字といえる数字を残していない。貧打を通りこしている。 深刻なのが、去年のリーグ優勝の立役者である和田。ここまで16打席無安打。日本シリーズで無安打に押さえ込まれた後遺症を引きずっているのか。再調整のため、所沢でミニキャンプをはるとのこと。しばらく、オープン戦は欠場する。 驚いたことに、和田は30打席以上ヒットを打っていない。和田自身、ペナントの最終戦となった9月のオリックス戦で2打数0安打。10月の日本シリーズで4試合無安打(15打数0安打)。ついでに、11月の日米野球で6打数0安打。そして、今年のオープン戦で16打数0安打。合計すると、39打数0安打。ちょっと、異常な数字である。 中日ファンの知人にこの話をすると、「今年は期待しない方がいい。関川と一緒だよ」。なるほど。妙に納得してしまった。関川もダイエーとの日本シリーズでズタズタにされ、翌年のシーズンもその状態を引きずったままだった。そういえば、一昨年活躍した近鉄の磯部も、シリーズで調子を狂わされ、翌年の成績は悪かった。
◆関川(99) 135試合 522−172 4本 60点 .330 (00) 127試合 419−109 3本 29点 .260 ◆磯部(01) 140試合 537−172 17本 95点 .320 (02) 117試合 396−107 3本 30点 .270 ◆和田(02) 115試合 439−140 33本 81点 .319 (03) ?????
うむ……。同じ道を辿っているような気がしてならない。
それにしても、今年の西武はどうなるのだろう。Aクラスも危ない気がする今日この頃だ。まずはキャッチャーがいない。伊東が「若手を育てる」方針で、自らマスクをかぶることが少なくなる。じゃあ、代わりに誰がやるの? ここまでの9試合、途中出場も含め、細川が全試合でマスクをかぶっている。
◆細川 9試合 ◆椎木 5試合 ◆田原 4試合 ◆野田 1試合
いずれにせよ、この4人のうちの誰かが、レギュラーキャッチャーを務める。本当ですか? 2軍じゃないんだから……。西武ファン以外で、この4人のプロフィールを知っている人いますか? 西武ファンでも結構怪しいと思う……。
唯一、打撃陣の明るい話題といえば、ルーキー後藤が一軍へ昇格したことぐらい。昨日、今日と1本ずつヒットを放ち、少しずつ首脳陣の信頼を得ている。今日は何と、5番での起用だった。5番を後藤に任せていいのかという複雑な気持ちもあるが……。右わき腹の故障で戦列を離れているマクレーンの状況によっては、開幕スタメンもありえるかもしれない。
次戦のオープン戦は、15日の横浜戦。当初はカブレラが復帰予定だったが、18日のダイエー戦に伸びたとのこと。何かここまで負け続けると、いっそのこと、オープン戦全敗っていうのも面白いなぁと思い始めてきた。きっと、同じ思いの西武ファンがひとりはいるはず。
というわけで、開幕オーダー予想。頑張れ後藤!
(1)遊 松井 (2)右 小関 (3)指 高山 (4)一 カブレラ (5)左 和田 (6)三 後藤 (7)中 赤田 (8)捕 細川 (9)二 高木浩
弱そう……。
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