2003年02月28日(金) |
スクラップ(1) いつでもできるスクラップ |
生まれて初めて「スクラップ」をしたのは、小学校高学年の頃だったと思う。夏休みの自由研究で、夏の甲子園の新聞記事を切り抜いたのが最初だった。毎朝、朝日新聞が届くのを楽しみにしていた記憶が残っている(どんな小学生だ?)。
以前、お世話になっていたスポーツライターのN氏に、「スクラップがしっかりとできるようになったら、一人前のスポーツライターだよ」と言われたことがある。「スクラップは自分だけの取材データ。そのとき、役に立たなくても、いつか必ず必要になるときがくる」と。
そう言われる少し前から、「神奈川の高校野球」に関してだけは、マメにスクラップをしていた。筑川や桐光学園の取材をしたときは、これが結構役にたった。県立図書館に行けば、過去の神奈川新聞を閲覧することができるので、スクラップをしていなくても何とかなったのだろうが、単純に手間と労力がかかる。自分のスクラップを取材で生かすことができて、N氏の言葉を初めて実感できた。
いま、部屋に新聞が散乱している。部屋の外には、新聞が1mほどの高さにまで積まれている。自宅でとっている新聞は、日刊スポーツ、朝日新聞(朝・夕)、日経新聞。それに、隣の家から、1日遅れで神奈川新聞をもらっている。合わせて5紙。それが、ほとんど手付かずのまま、部屋の外に積まれている。3ヶ月ほど、手をつけていないためだ。
スクラップの罠(?)は、いつでもできると思うことだ。「あ、この記事面白い」と思っても、それを切り抜いて、貼り付けようと思うには、労力がいる。いつかやれば良いやと思い、すでに3ヶ月。たまりにたまり、母親から「いい加減整理しないと、捨てるから」と何度となく忠告をうけた。自分のためにやらなければと思っているのだが、なかなか時間がつかない。1月から真面目にやろう! と、思ってはいたのだが……、1月4日が過ぎ、5日が過ぎ、またいつものようにため込んでしまった。 とりあえず、3月1日からちゃんとやろうと思ってはいるのだが……。
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