みのるの「野球日記」
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BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
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@mino8989 です。

2003年02月04日(火) 退院しました

 無事に退院することができました。29日の日記を読んで、お見舞いメールを下さった方が多数(!)いらっしゃいました。嬉しかったです。ありがとうございました。
 
 全身麻酔の威力に驚きました。これぞ、全身麻酔! 本当に何も覚えていないんです。睡眠薬を飲み、筋肉注射を打たれ、手術室にベッドごと運ばれ、そこまでは記憶があったのですが、鼻から麻酔薬(?)を注入された瞬間、記憶がなくなりました。気づいたら、ベッドの上。手術は終わっていました。
 麻酔が少しずつ切れ、意識が戻ったときに発した私の最初の言葉は、「トイレに行きたい……。膀胱が痛い……」でした。本当に痛かったんです。ナースコールで、しびんを持ってきてもらいました。でも、難しいんですね〜、寝ながら「出す」というのは。罪悪感というか、何というか……。
 しょうがないので、看護婦さんの反対を押し切り、ふらふらになりながら、トイレまで歩きました。左手には点滴のパックを持ちながら。麻酔がまだ完全に切れていないせいもあり、目の前が波のようにグワングワンと歪み、真っすぐ歩くことすらできませんでした。でも、それよりも何よりも、膀胱が……。

 膀胱が空っぽになり、全身麻酔も切れ、母親も帰り、夕飯を食べ(何と17時半!)、19時頃ようやく落ち着きました。
 自分の顔を鏡で見ると、手術をした右奥歯の周りのほっぺたが腫れ上がっていました。でも、お見舞いに来た人からは、「顔痩せてるから、そのぐらいでちょうどいいんじゃん」という一言を頂きました……。
 
 手術した箇所はというと、穴を開けた歯茎の中にガーゼを詰め込み、歯茎が新たに成長するのを待つそうです。つまり、抉り取った歯茎の代わりに、何か別のものをつめ、塞いでしまうのではなく、歯茎が元の形に戻るのを待つということです。その説明を医者から聞きながら、「人間の回復力はすげぇ〜な!」と思いました。

 でも、このガーゼというのが……、やはり気になるものなのです。私は入院中、一度だけガーゼを歯茎の中から引っ張り出してしまい、ちょっとだけ看護婦さんに怒られました。
 舌で手術した箇所を探ると、何か異物に触れる感触があるんですよね。これが、ご飯を食べたあとだと、「ん? ご飯粒かな?」と、舌先でそれを取り除こうとするんです。でも、じつは舌先に当たっているのは、ガーゼの端だったりするわけです。私は、端を思いっきり引っ張りだしてしまい、口からガーゼを取り出してしまったのです。1m近くのガーゼ、しかも血まみれのガーゼが口から出てきたときは、さすがに驚きました。マジシャンが、口から国旗を出すときがありますよね。まさしく、そんな感じでした。

 歯医者さんに聞くと、私のように歯の下(歯茎の中)に膿が溜まって、手術をする人は多いそうです。予防策としては、言うまでもなく、丁寧な「歯磨き!」。入院中、看護婦さんに手取り足取り(?)、歯磨きの仕方を教わりました。みなさんも、正しい歯磨きをしましょう!

 今回、頂いたメールでびっくり仰天したものがありました。同じ野球日記を書いているHさんからのメールです。
「私は過去に3回の全身麻酔を体験してます。でも、今も元気に生きているので、何も心配しなくて大丈夫!」というものでした。
 全身麻酔、3回って……。私はこれ一度っきりにしたいと思います。
 
 というわけで、また日記を再開いたしますので、よろしくお願いします。


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