2002年02月01日(金) |
ノートを考える No.1 |
国会が揺れている。外務省のNGO問題で田中真紀子外相が更迭された。ワイドショー、夜のニュース、テレビを点ければ必ずと言って良いほど外相や外務次官が写される。そして、その脇には多くの政治記者。外相が早足で歩くのなら、それに遅れまいと速度を早める。早歩きしながら、必死に外相のコメントをメモする。おしくらまんじゅうのような状態で、よくメモをとることができるなと感心するほどだ。
つい最近、仕事場で取材ノートはどういうものが良いかという話しになった。縦書き横書き、リングのついたものついていないもの、B5A5など、意見が出た。私はA5サイズで横罫が入っていて、なおかつ横端にダブルリングがついたノートを使っている。取材と言わなくても、野球観戦で気になったことをちょっと記すにも、B5だと大きい気がするのだ。しかもリングがついていると、半分にすることができる。周りに人がたくさんいるときなど、便利である。というわけで、今は無印良品で120円で購入したノートを使っている。
でも、これが理想ではない。A5サイズでリングが横ではなく上についているノートが欲しい。つまり、横開きではなく、縦にノートを開く。一度この形を使っていたことがあるが、メモをしていくうちに、どちらが先頭かわからなくなってしまい、継続して使うことを断念した。なぜ縦開きが欲しいかといえば、歩きながらメモするときに、縦側にめくれた方が煩わしくないからだ。
さて、国会の話に戻すと、政治記者のほとんどは縦開きのノートを使っている。ノートというよりはメモ帳と言った方が正しい。リングがついたノートを使っている記者もいなかった。表にメモをしたら、それをどんどんめくっていく。単なるメモ帳だから最初から裏は使えない。表だけを使うので、ノートの方向を変える必要もなさそうだ。しかも、A5サイズではなく、もっともっと小さいメモ帳を用いていた。あれだけ密集した場所でコメントを拾うとなると、コンパクトなものの方が当然、利便性が良いのだろう。
ノートといえば、野球のスコアブックも悩む。スコアブックは野球の経過を記すうえではとても便利なのだが、自分の気になったことを書くスペースがない。何か良い方法はないだろうか・・・。 そこで昨年の秋から、私は単純な方法だが、自分だけのオリジナルなスコアブックを作った。
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