えろいろにっき

2003年05月11日(日) ストリートガール@池袋

もう1年半以上前のこと、
池袋にストリートガールがいるという噂を耳にした。
南米系の女たちが路上で派手に客引きをしているとのことだった。

立ちんぼというのは
単純で原始的なだけに迫力がある。
セックスを金で売る、ただそれだけである。
入浴料云々などという誤魔化しは一切ない。

夜鷹、夜発、立ち君、辻君、総嫁。
これらは皆、江戸時代の立ちんぼの呼び名である。
古くにこれだけ呼び名があるということは、
立ちんぼという行為がそれだけ原始的なものであり、
また、人間の本能に根ざしたものだということだろう。

ま、それはさておき、
好奇心に突き動かされ、俺は池袋に向かった。
池袋駅に着いたのは夜の9時半頃。
季節は秋の中頃だっただろうか、少々肌寒かった。

池袋にはやや地理感があったので
目印の立体駐車場はすぐに分かったのだが
実際に客引き地帯に入って行くには
やはり少々勇気が要った。
途中なんとなしにコンビニに寄って時間をつぶし、
お茶を買った。

意を決して立体駐車場裏に入っていくと、
すぐにそれらしい女を見つけた。
厚底サンダルを履き、
グリーンのぴちぴちのシャツから
むっちりした胸の谷間をのぞかせている。
背は165くらいで、それほど高くはない。
ブロンドの髪はおそらく染めているのだろう、
顔立ちは南米系である。
年は25くらいか。

通り過ぎざま、目をあわせ、声をかけてくるのを待ったのだが、
目と目が会っても話しかけてくる様子はなかった。
もう通り過ぎるというところで立ち止まり、
俺の方から
「こんばんは」
と声を掛けてみた。

彼女は、
「ドコイク」
とぶっきらぼうに言った。
「ちょっと、このへんぷらぷらとね。」
と適当に答えると、
「フーン、ソ」
と言って値踏みするような目で俺を見た後、
どうぞそのままお進み下さい、という感じで、
小首をかしげながら無言で手を横に出した。

この娘はストリートガールではないのだろうか。
どう見てもそんな格好をしているし、
同じような格好をしている女が
通りの向う側にも4,5人いる。
それとも、ラフな格好をしていたせいで
俺が実際の年より若く見えたのか。

試しに「遊ばない?」と言ってみると、
「ドコイク」
とさっきと同じ返事。
さっきの「ドコイク」ってそういう意味だったのかなと思いつつ、
「ホテルいこう」と言うと、
「ニマンエン」
「オッパイホンモノ、キモチイイ」
などと言ってきた。

ホテル代込みかと聞くと、一瞬間をおいて、
「イイヨ。1ジカンネ。」
と簡単に値切れた。
ちょっと見物にでもと思ってでてきたのだが、
こうなるともう、完全にこの子と遊ぶ気満々になって来る。

名前を聞くと、アニータと名乗った。
彼女に連れられて、すぐ近くのホテルに入ると、
そこはストリートガール御用達のホテルらしく、
ホテルの周りや受付の前の小さなロビーに
南米系の女がたむろしている。
ここらに集まるストリートガール達は皆顔なじみらしく
アディオス、アディオスと互いに挨拶をかわしていた。

部屋に向かうエレベータを出たところで
そのホテルの従業員らしい
東南アジア系の中年の女にでくわしたのだが、
アニータはその女とも親しそうに挨拶していた。
堂々とストリートガールの連れ込み宿として
営業しているのだから、まったく恐れ入る。
後にこのホテルは摘発され営業停止処分をくらったという。

部屋に入って金を受け取ると、
アニータはお茶を入れてくれた。
ふと顔を見ると、唇のあたりに古傷があるのが目に入った。
ぱっと見、ジュリアロバーツに似た美人である。
香水はきつかったが、ココナッツ系の甘い香りは彼女に似合っていた。

俺が「可愛いね」と言うと
「ソウデモナイヨ。チョットダケダヨ。」
と謙遜してるのだかいないのだかわからない微妙な答をしたのを思い出す。

服をを脱ぐと、南米系のスタイルとでも言うのか、
程良く肉のついた、健康的で豊満な体。
胸も大きく、素晴らしいスタイルであった。

一緒にシャワーを浴びると、
「オッキイネ」と彼女はお決まりの台詞を口にした。
風呂に入るかと聞かれたけれど、
彼女は入らないとのことだったのでやめた。

一緒にシャワーを浴びてベッドに移動すると、
アニータは俺にベッドに寝るよう指示した。
彼女はバスタオルをはずし、ベッドに入ってくる。
乳首を舐められると
俺のチンポはすぐにビンビンにいきり立つ。
フェラはもちろんゴム付き。
アニータは勃起したペニスにすぐにコンドームをかぶせ、
フェラチを始めた。
しかし、これがゴムフェラにも関わらず
それまでで最高ともいえる程のフェラ。
とにかく吸引力がすごかった。

我慢できなくなった俺が、入れたいと言うと、
アニータはローションを手にとってあそこにぬった。
基本的に舐めさせないし、キスもない。
やはり病気が怖い。

彼女は俺の上にまたがると、ゆっくりと挿入した。
始めはゆっくりだったが、
徐々に腰の動きが激しくなる。
イキそうになったので、状態を起こすと、
アニータは
「コウタイ?」
と言って寝そべり、正上位に体位を変えた。

騎乗位ですでに限界に近付いていた俺は、
正上位でも我慢がきかなかった。
始めゆっくり動かしていたのだが、
徐々にスピードをあげた。
腰の振りが加速するにつれて、
アニータのあえぎ声も大きくなり、
最後は阿呆みたいに腰を激しく振って射精した。

言葉によるコミュニケーシャンがほとんどないセックスに
不思議なほど虚しさは感じなかった。
その後、何度かストリートガール地帯に行ってみたが、
アニータの姿を二度と見ることはなかった。


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