えろいろにっき

2003年04月05日(土) チンポのぶつぶつ

私のチンポにはぶつぶつがあります。
いえ、ぶつぶつと言っても性病ではないのです。
なにか、分泌腺のアトらしいのです。
ニキビのようなものと聞いたこともありますが、
その例えが正しいのかどうかはよく分かりません。

これが無害のものであると分かるまで、
このぶつぶつに私はずいぶんと長い間悩まされました。
青年にとって、チンチンにあるぶつぶつは、
繰り返し引いては押し寄せる不安の元凶でありました。

思い返してみますと、
チンポの皮を自分で剥いたのは中学に入ってからのことです。
多分、比較的遅い方ではないでしょうか。
剥いてみるとチンカスがたくさんついておりました。
ムキたての敏感な亀頭を風呂場でやさしくやさしく洗ったことを
よく覚えています。

そのとき剥いたままそっとしておけば、
今では立派なムケムケチンポになっていたのでしょうが、
皮を戻して皮でこするオナニーばかりしていたために、
今では悲しい仮性包茎でございます。
風呂屋なんかでパンツを脱ぐ時、
さりげなく皮を剥いたりする自分を時々情けなく思います。

ちなみに一説によると日本人の包茎率は60%超とのことです。
でも銭湯で見るチンチンはみな剥けています。
あれは、絶対自分で剥いてるのだと私は思うのです。
私の場合、少しかがんだだけですぐ皮がもとに戻るので、
開き直って剥かないこともままあります。
特に風俗に遊びに行ったときは、剥きません。
お姉さんに脱がされるので剥く間がないということもあるのですが、
お姉さんの前では、そのような偽りの行為は不要だと思うのです。
すみません、ちょっと、かっこつけました。

さてさて、中学生の頃は、机に向かっていても、
気が付くと左手がチンチンをいじっておりました。
勉強なんぞ手につきません。
ぶつぶつを発見したのはそんなときです。
初めてチンポの皮を剥いてからしばらくしてからのことでした。
俺のチンポは病気や、あのチンカスがバイ菌の温床になってたんや、
そう思いました。

それを見つけてからというもの、とても不安でした。
親にも言えず、かといって、黙って性病科、泌尿器科に行く勇気も無く、
出来ることと言えば、せいぜい「家庭の医学」で調べることでした。

該当するのは、ヘルペスまたは尖圭コンジロームだったのですが、
どちらも、「何度も再発を繰り返し完治には根気の要る治療が必要」、
などと恐ろしいことが書いてあるものですから、
それはそれは不安の日々を送っておりました。
つねに心のどこかにその不安があるのです。
ふと気が付くとその不安が私を暗い気持ちにさせるのです。

大学生になって親元を離れたらすぐさま治そうと思っていたのですが、
いざ学生になってみると、日々の雑事に流され、
また、チンポのぶつぶつは別に痛くも痒くもなかったということもあって、
なかなか医者に行くきっかけをつかめないでおりました。
しかし、しばらくして彼女もでき、そろそろエッチかなと思うに至り、
ようやく重い腰をあげたのでした。

最初に頭に浮かんだのは、エロ本に載っている病院です。
電話をしてみると、診察に保険はきかない、診察料は一律5000円、
などと言われました。
無知な私はそんなものかと思い、その病院に行くつもりでおりました。
大阪の病院だったと思いますが、
なぜか病院の名前には山手線の某駅の名前がついていました。
上○クリニックだったように記憶しております。

その病院に予約をしていたのですが、行く直前になって、
まてよ、近くの町医者で十分ではないのか?と思い至り、
急遽タウンページで近くの性病科を探して、
そこに行くことに決めました。
やはり5000円は無茶苦茶だ、人の足下見やがって、と思ったのです。
こいつらは、ホント悪いやつらだと思います。
青年誌で包茎は悪だ、のように書いてガキを不安に陥れるのです。
本当は仮性包茎なら、いいんです。ぜんぜん問題なしです。
そんな人、いっぱいいるんです。
恥ずかしく感じることなんかないんです。

すみません。話をもどします。
診察してくれたのは60は過ぎていると思われる爺さんでした。
「最近どこかで遊んだとか、そういうことある?」
眼鏡の奥のくぼんだ目で私を見ながら、老医師はそう聞きました。
真っ黒に汚れきった今でしたら、愛想笑いを浮かべながら、
ええまあちょっと、などと口ごもる所でしょうが、当時の私は違います。
やましい所など一点も無い、純朴な青年でしたから、
「いえ、まったくないです。」
と老医師の目を見てきっぱりと答えました。

診断によれば、何てこと無いイボのようなものだ、とのことでした。
男にチンポを弄られたのは、後にも先にもこの時だけです。
チンポの皮がチン毛を巻き込んだ姿は
どうしようもなく屈辱的だと私は思うのですが、
そんな状態にあるチンポの皮を老医師の手によって剥かれました。
そんな思い起こすに屈辱的な体験を経てようやく、
長く長く5年程私を悩ませた問題に終止符が打たれたのです。

さて、話は少し変わります。
インターネットが広がったのはそれよりずっと後のことですが、
もし、私が中学生だった頃にインターネットがあったなら、
私の問題はずっと早くに解決していたのです。
後に、やっぱり気になって、インターネットで調べたことがあります。
きちんとのっていました。
どうやら、チンポのぶつぶつは「フォアダイス」というらしいのです。

ここ
に行くと、
フォアダイスと尖圭コンジロームの比較写真を見ることが出来ます。
決して気持ちの良いものではありませんが、興味のある方はご覧下さい。
インターネットの偉大さを身にしみて感じました。



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