2010年12月19日(日) |
SPACE BATTLESHIP ヤマト |
ぶっちゃけますと、……ひどい映画でしたねー…(苦笑) 元々この映画はこけるんじゃないかと思ってたので予告見たときから。なのに何故観に行ったかというと、僅かな期待と他に観たい映画がなかったという理由だけですが。
近年稀にみる駄作だったかと思います(笑) 金かけた割にこうか、っていうか。 どこかにほんの少しでも何か引っ掛かるかと期待した分が勿体なかったです。 私の琴線に触れるものがひとつもなかったんですよ。だいたいどこかにはある筈なんですけどね、どんな映画でも。むしろアルマゲドンの方が泣けたよねって、一緒に観に行った連れと話してました。
開始三分くらいで、出て来た堤真一はお亡くなりになる役でした。 東京島での最初の旦那役の鶴見くらい早かったねって笑ったくらいです。
次は、つなぎ姿で登場した木村かなー。つなぎだと普段より余計に足が短く見えるじゃないですか。あれはやばいんじゃないの?って。 その時にチョイ役で出てた田中要次は素晴らしかったですよ。この人はこういう役が非常に似合う。
つうか、豪華なチョイ役でした。 浅利くんも出て来たなと思ったら死んじゃうし。
ブラックタイガー隊の中に波岡さんがいたことにちょっとびっくりしました。波岡さんを見つけると結構嬉しいんですけど、でもこの映画に出なくてもよかったんじゃないかなーと思ったのが正直な感想。 空間騎兵隊の斉藤役で池内くんが出て来たのは個人的に嬉しかったけど。
ヤマトのテーマソングが壮大に流れてくるたびに映像とのギャップに笑い、戦闘シーンのちゃちさに笑い。 泣き所を探していたけれど、笑いどころしか見つかりませんでした。
あのVFXのちゃちさは一体何なんでしょうねえ。 パンフレットを読んだ感じだとかなり頑張って作り込んでるっぽいみたいなんですけど、はっきりいってロボットアニメの戦闘シーンの方が迫力ありますよ。スピード感あるし。まず、ヤマトがいまいちだったんで、曲が流れるたびに、なんだかなあという気分になっちゃったしなあ。
黒木メイサと木村の身長が一緒なのも微妙で、あの二人の間も微妙で。 後半、クライマックス入る直前くらいになんとなく森雪は妊娠してるんだろうな、きっとエンドロールが終わった後にオマケ映像で子供連れた森雪とか映るんだよって考えてたら、エンドロール始まった早々に流れました。タイミング早すぎる気がします。もうちょっともったいぶればよかったのに、どうせ予想つくけど。
高島礼子が一升瓶抱えてるのは似合ってました。あと、猫が可愛い。
デスラ―が出て来た時、顔はわからないのに声だけで伊武さんだと気付けてしまう。
地球の地下施設を見た瞬間、マトリックス思い出しました。 まあ、全体的にアルマゲドン風味満載ですけどね、主題歌もスティーブン=タイラーだし。
ひとりヤマトに残ってガミラス戦艦に突っ込んでいくところで、それまでに死んだ仲間たちが浮かび上がるんだけど、見捨てた第三艦橋に残されていた人々がひとりもいなかったのは哀れでした。
結論。 キムタクファンが観に行く映画です。
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