(仮)日記
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2007年04月08日(日) ブラッド・ダイヤモンド






これといって特に不満はなく。
普通に面白い映画でした。面白い、という言葉だと少し語弊があるような気がする映画の内容ですが。

映画を観終わっていちばん最初に友人に語った私の感想が「ディカプリオの眉間の皴」だったのはなかったことに。

ダニーの心情を追っていくといいのかもしれないこの映画。
二転三転はするけれど、結局は心の優しい男なんですよって感じですか。
ソロモンを裏切る言葉を吐き、彼が探していた息子を人質にとったときのダニーの態度がいちばんわかりやすいのかも。ソロモンの顔を真っ直ぐ見られなくてずっと眼を逸らしたり顔を背けたりしているから。
嘘が下手っぽい。
ただ、あんなに「消えな」とまで言って離れた女性ジャーナリストに再会した時、何故ダニーがわざわざ彼女を誘って踊ったのか。関わってはならないと思ったからこそ離れたのだろうに、自分から進んで関わろうとした彼のそのときの心境がいまいち掴みにくい、かな。

根底に在るのは内紛で辛い目に遭っている人々、少年を兵に仕立てる残酷さ、戦争で利益を得ているほんの一握りの白人という格差。民族というよりは私利私欲。底辺から抜け出せない自分への憤りと、それらが溢れ出した内戦というか。
戦争というものを体感したことのない日本人には、まさに同情する立場しかないわけで、RUFの考えなんてさっぱり理解できないんだろうなあと思う。
一般人を狙う必要性はどこにもない筈だし。
政府や軍を直接狙えないから民間人を見せしめに虐殺するという方法に走るんだろうか。

ディカプリオといえば。
ディパーテッドといい今回といい、短髪、髭、が非常に好みなわけでして。眉間の皴は深すぎていただけないんですが、お年を召してからがいい男です。かなりツボに近づいてきています。
躰も鍛えてあるしなあ。もうちょっと肌蹴てくれても、と友人に言ったら笑われました。
凄みが増してきたような気はする。

そういえば、珍しくキスシーンすらないハリウッド映画でした。普段ならここから濡れ場に直行するよなこの展開、っていうところでキスすらなく終わりましたから!これってびっくり。別にこの濡れ場いらないじゃん削れよっていう流れが多かったのに、どうしたんですか。まあ、なくてよいのでこれでいいのですが。

最後に死ぬだろうことは結構早々で予測が付くので、終わり10分くらいは予想通りの展開で進んでいきますが、これまたベタなところが泣けてくるっていうか。
都合よく衛星電話持ってるっていうか。
電話番号暗記していたのあなたっていうか。
わかっているのに泣ける。

いろいろと考えさせられる話です。
最後の最後でディカプリオを抱えるからがたいのいい黒人俳優さんが必要だったのね、とか(違)



結論。
ソロモン役の俳優さんがコンスタンティンに出演していたそうなんですが、どんな役回りで出ていたのか思い出せません。






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