2006年05月13日(土) |
陽気なギャングが地球を回す |
取り敢えず気になったのは佐藤浩市の台詞が一体どれだけあったのかということ(笑) 最初から最後まで喋り倒す金髪アロハの佐藤浩市はちょっと面白い。 実際、そんな佐藤浩市を観るためだけに映画館に足を運んだので満足。 赤いロングコートも良かったが、やっぱりスーツ姿がいちばんしっくりくるな。よく見る衣装だからだろうか。 あんなに自堕落な佐藤浩市って初めて見たよ。ベンチに寝転がって爪先見せてるなんて! 何にしてもかっこいいんだけどな!
嘘発見器男成瀬(大沢たかお)、スリの達人動物愛護久遠(松田家の次男)、体内時計雪子(鈴木京香)、演説の天才響野(佐藤浩市) 更にはチョイ役に大杉漣、篠井英介、松尾スズキ、古田新太! 田中要次っていつもあんな役だよなしかし。 大倉孝二には最初気付かなかった。あれ?この顔どこかで見たことあるなあって思ったよ。
テンポは凄くいい。ハイテンションにノンストップで進んでいく感じ。 丁度カーチェイスもあったし、CG効果で在り得ないすっ飛ばし方がこの映画と合ってると思う。 カメラワークは結構好み。
あとは何だ、ラブコメか。
単に銀行強盗だけかと思っていたらちゃんと含まれていた恋愛要素。 ほんのり甘い感じが逆に恥ずかしいよ。 なかなか進展しない成瀬と雪子の恋模様を、歯痒い思いをしながら横で見ている響野はどうにかしたくて仕方ない。 そんな佐藤浩市、どうよ?(そこかよ)
話の筋はあるといったらあるが、ないといったほうがいいような気はする。 四人が銀行強盗をし、奪った金を更に奪われて、鳶に油揚げな犯人たちを陥れようとするという内容。
話の流れ方はオーシャンズ11の模倣と言えなくもないが。 過去と空想と現実が入り乱れる辺りが。 作品の時間自体、あまり長くないしね、観易い映画だな。
とにかくくだらない。 が、そのくだらなさがいい。そんなものに仕上がってると思うけど。
成瀬の思い悩んでる辺りはちょっと流れがストップしてる雰囲気かな。 この映画は一応奴が主人公なんだと思ってるんだけど、それでいいんだよな?
派手な衣装が眼を引きます。 柄シャツ着てる大沢が気になって仕方ない。しかし瞼が重そうな人だよね。
EDの曲は和田アキ子が歌ってます。 声を聞いた瞬間、あっこさんが頭の中に浮かぶよ…。妙にこの映画に合ってるよあっこさんの声。
延々と話し続けてる佐藤浩市。 別の人が映ってても声は聞こえてくる佐藤浩市。 カメラ目線も初めて見たよ佐藤浩市。 いい加減しつこいかな。
面白かったけど、まともな値段を払うほどではないかな。
結論 キャストロールは最後まできちんと観よう。
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