加藤のメモ的日記
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| 2015年06月05日(金) |
侵略・お詫びにふれず |
安倍政権の歴史的認識が国際的に注目されるもと、、安倍首相はインドネシアで演説し、5月8日発表予定の戦後70年談話の方向を示した。これが新たな懸念を呼んでいる。
インドネシアで開かれたのはアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議。1955年のバンドン会議は、植民地支配終結と民族自決権をうたい、大陸中心の軍事同盟の否定などバンドン10原則を宣言した。演説で安倍氏は、バンドン原則から侵略を否定する箇所を引用。「この原則を日本は、先の大戦の深い反省とともに、いかなるときでも守り抜く国であろう、都誓った」と述べるにとどまった。
戦後50年の村山談話は、日本が植民地支配と侵略をしたことを認め、それへの痛切な反省とお詫びを表明した。ところが、今回の演説は侵略は引用だけで反省も過去形。村山談話の一番の革新的命題をことごとく無視した。安倍首相は4月20日のBS放送では「過去の談話と同じことなら談話を出す必要がない。歴史認識においては基本的な考え方は引き継いでいく。引き継いでいくと言っている以上、これをもう一度書く必要はない」と発言した。
一連の安倍発言は米政府・メディアも注目。ローズ大統領副補佐官は「我々は安倍首相に、日本の過去の談話と合致し域内の緊張を緩和する形で歴史問題に建設的に対処するよう奨励してきた」と述べた。
『週刊朝日』5.3
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