加藤のメモ的日記
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2014年11月18日(火) 北京マラソンは命がけ

参加者は命がけ 北京マラソンの効用

それは世界に例を見ない過酷なサバイバルレースだった。10月19日朝8時、天安門広場で第34回北京マラソンの号砲が鳴ると、広場を出たあたりから、バッタバッタとランナーたちが倒れ始めた。救急車がフル回転するが、倒れる数があまりにも多くて追いつかない。途中棄権したランナーが、咳き込みながら語る。「今年のPM2.5は、400前後まで跳ね上がっており、走り始めるやすぐに目まいがして喉が痛くなってきた。続いて頭痛がしてきて、背骨まで痛くなったところで棄権した」

確かに視界はわずか数十メートルで立っているだけで咳き込んでしまう。こんな最悪の環境下で、マラソン大会を強行するとは狂気の沙汰としか思えない。そんな中、胸を張って軽快に走っているランナーも散見された。彼らはなんとガスマスクをつけて走っているではないか。間違いなく世界でここだけしか見られない「ユニフォーム」だ。

それでも実況中継した中国中央テレビは、ランナーが倒れこむたびに、巧みにカメラアングルを変えて、世界に誇る偉大なマラソン大会であることを強調したのだ。北京在住ジャーナリストの季大音氏が語る。「大会終了後、なぜこのような環境下でマラソン大会を強行したのかと、主催者の北京市体育局に抗議が殺到した。すると体育局長はこう答えたそうです。


『10月20から共産党の重要会議である4中全体会が開かれ、11月10日にはAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が開かれる。君たち3万人ものランナーが40�勸幣總�り、深く息を吸い込んでくれたことで街の空気は正常化された。国家への貢献に感謝する』市民はこんな自虐的なジョークで慰め合っているのです」来年からはガスマスクを「公式ユニフォーム」に指定してはいかが?


『週刊現代』11.8


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