加藤のメモ的日記
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| 2014年09月23日(火) |
国税もビビるドラマ「半沢直樹」 �� |
舞台を東京に移し、120億円の特別損失を抱えたホテルの再建に奔走する半沢直樹。金融捜査員との対決と半沢を支える妻の活躍も見逃せない。その検査の実態と妻たちの世界を金融関係者が語る。
金融検査でガチンコ勝負
TBSのドラマ『半沢直樹』が瞬間最高視聴率30%台を維持して快進撃中だ。物語の舞台は前半の大阪支店から一転、東京本部に移った。そして、半沢直樹の勤める東京中央銀行に入った金融検査を、どう乗り切るかが焦点の一つになっている。歌舞伎役者・片岡愛之助演じるオカマの検査員・黒崎は大阪編では出向先の国税局職員として半沢と対決した。
大蔵省に入省し、金融行政の現場をつぶさに見てきた嘉悦大学教授の高橋洋一氏は、自らも金融検査員として大手銀行の検査に参加した経験を持つ「銀行マンから見れば、検査員は憎っくき存在です。検査官が検査に入ると銀行側はさまざまな書類を用意することになりますが、なかにはそれを『これじゃダメだ』とポンと投げて突っ返す検査官もいるようです」ドラマの中でも、検査官の黒崎が、いらだち紛れに書類を放り出す場面があった。まさに検査は銀行マンと検査官の仁義なき戦いの場なのである。
「ただ、対決するといっても金融検査官と銀行マンの力関係は、完全に金融検査官の方が上。検査官は銀行の言い訳などほとんど聞きません。銀行側も金融検査官への対応に下っ端など出さない。下っ端の行員が下手なことをして不手際があったら大変なことになる。実際、金融検査官に応対するのは、支店なら支店長が多い。かられは40〜50代ですが、一方の検査官には若手だと20代もいる。普段はふんぞり返っている支店長が年下の検査官に一生懸命、説明をするわけです。ところが『ダメですね』と一言で片づけられたりする。腹を立てるのもわかります。検査報告でダメだと言われれば、成績にも影響するんです」(高橋氏)
それでも銀行側は、検査官の心証を悪くしてはいけないと、ひたすら耐え忍ぶ。半沢たちが、検査官が来ると聞かされるたびに美苦々しい表情とため息は、銀行マン達の真理を生々しく写しとっている。「ドラマですからあまり指摘するのも無粋ですが、現実の検査とは相違もある。「ドラマですからあまり指摘するのも無粋ですが、現実の検査とは相違もある。例えば、検査初日に東京中央銀行では、大階段の上に頭取以下、幹部や担当者の半沢がずらりと並んで検査官を迎えましたが、あんなことはまずない。頭取が主任と話をすることはありますがほとんど会う機会はないですね」(高橋氏)
さらにドラマでは、検査官には見せられない内部告発の書類を半沢が「疎開資料」として自宅に隠匿。だが銀行内からのタレコミで疑いがかかり、自宅に検査官が踏み込むピンチを招く。高橋氏はこうした案件も実際あったと話す。「銀行では頭取の情実融資に関するタレコミは、ほとんど封書で送られてくる。もちろん匿名です。ガゼネタも多いので、我々も証拠があるかを重視します。いろいろ質問するので、告発者も電話では素性がばれると思ってかけこないのでしょう」
物語中、半沢が隠した書類は上戸彩演じる半沢の妻、花の機転で検査官には見つからなかった。「検査ですから」と当たり前のよう家の中を引っかき回しい片付けもせず無言で撤収しようとする検査官たちを、花は一括する。「あなたたち、何は言うことはないの?」検査官たちに「すみませんでした」と頭を下げさせた妻は、一言「銀行員の妻をナメんなよ!」。これにはさすがの検査官・黒崎も絶句し、「……いい奥様を持ちですね」と言うしかなかった。
男の世界の話と思われがちな銀行を舞台にした『半沢直樹』が、幅広い視聴率に支持された理由の一つは、花の活躍にあるようだ・ある大手手都市銀行で支店長を務める男性は語る。「『半沢』は行内でも大人気ですが、私の妻も毎週見ています。妻のひいきは花さんですね。私たちが住んでいた社宅でも、ドラマと同じように『夫の肩書が妻の格』という妻たちのヒエラルキーがあった。あるとき、社宅の中で迷っている女性を妻が道案内したら、それが当時の支店長夫人だったんですね。そこから家族ぐるみの付き合いが始まって、私も支店長に課愛がってもらい、今の地位につながりました。本当に、銀行員の妻をナメてはいけません(笑)
『週刊現代』9.23
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