加藤のメモ的日記
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2013年04月20日(土) 病院で殺されないために��

大研究「病院で殺されないため」に知っておくべきこと

病人はこうして作られる・なぜ「基準値」はこんなにいい加減なのか

あなたはなぜ健康診断を受けるのですか?かえって、寿命を縮めているかもしれません。健康でいるための「本当の秘訣」お教えします。

「昨年発表された最新の数値は7.8%。これは人間ドッグで『異常がなかった人』の割合です。日本人間ドッグ学会がこの数値を発表しています。つまり検査を受けた人の92.2%は身体に何らかの異常を抱えているということ。そんなに人間は不健康なのでしょうか」医学博士の中原医師はこう嘆く。実際、健康診断や人間ドッグを受けて「要注意」と書かれた診断書を見て青ざめた経験がある人は多いのではないだろうか。医療技術が進歩し、早期発見・早期治療が叫ばれる今、日本人はどんどん健康になっているはず…が、現実はそうではない。「病人」がどんどん増加しているのだ。そこには知られざる落とし穴が数々潜んでいるという。

まず、知っておくべきことは、検査の「基準値」が病院によって違うということだ。その値から外れると、健康に異常があるとされる基準値。誰にも当てはまる科学的根拠のあるデータをもとに割り出された数字と思いがちだが、ある病院で検査を受けたら「異常あり」別の病院で受けたら「問題なし」と判定されることが珍しくないのである。なぜそんなことが起きるのか。慶応大学放射線科の近藤誠医師が言う。

「慶応大学病院の場合、健康な職員を採血し、彼らの数値を高い方から低い方へと並べて、上下各2.5%の値を切り取ったものが基準値です。この方式はどこの医療機関でも同じです」つまり各病院や検査機関が「健康な人」と認めた被験者の95%が入る数値が、基準値として設定される。被験者が違えば、当然、基準値が異なってくる。言ってみれば「基準値」とは検査機関ごとのローカルルールにすぎない。言い換えると「健康」の定義そのものは何なのか。実はこれが曖昧なのだ。

血中コレステロールの基準値が登場するのは、1976年出版の『内科診断学』という医学教科書。そこではコレステロールの数値がたびたび変更され、現在では、総コレステロールだけを検査するのは意味がないとされている。検査の方法さえもが移り変わっているのだ。

「医は算術」なのか

だいたい新たな検査を始めれば、それだけ「病人」の数が増えるのは自明の理。2008年に日本でメタボ検診がスタートしてから、健康診断では必ず腹囲が計られることになったことは、記憶に新しい。生活習慣を改め、病気が発症する前に予防して「医療費を削減する」ことを目標にスタートしたしたものだったが、現実はその逆をいくものだった。「メタボ検診にあわせて、糖尿病、血圧などの各学会が新たに厳しい基準を出してきました。それによって過剰医療が生まれてしまったのです」(岡田医師)

その検査に根拠はあるのか、そもそもメタボは悪いことなのか、という議論も散々巻き起こり、検査自体意味がないのではと批判も噴出した。現在厚労省は新たな検診プログラムを検討中だというが、このメタボ検診にかけた税金は実に500億円に上がっている。メタボ検診だけでなく、新たな検査方法が次々に出てくることによって、弊害も生まれている。もちろん、早期発見による恩恵は大きい。だが、一方で30年前では見つけられなかったような病気の兆候が見つかることで、その後、薬を飲み続けなければならなくなるような事態も起きてくる。

最近普及しつつある脳ドッグでは、脳の動脈瘤や血管が詰まった部分を見つけるためにMRAやMRIの検査が行なわれ、これまでには見つからなかったごく小さな腫瘍などが見つけられる。これにより、手術をするほどではないが、経過観察が必要な「病人」となり、ずっと病院と付き合っていかなくてはならなくなるのだ。そもそも、検査は詳しくやればやるほど「異常」が増える仕組みになっている。検査項目が多ければ多い程、何かしらひっかかるようにできている」(近藤医師)

このようなシステムをつくりだしてメリットがあるのは誰なのか。「罪深いことですが、医療も”産業”です。今は人口は減っているが、医者の数は年々増えています。この状況で儲けるには、全体のパイを増やす必要がある。そのために検診と人間ドッグがあるのです。その際、普通にやっていても患者は増えないので、基準値を下げて患者を増やす。顕著なのが血圧やコレステロールでした。アメリカやフィンランドなどでは、健康診断は意味がない、寿命が伸びないというしっかりとしたデータがすでに出ており、日本の医師たちも知っています。知っていて知らないふりをしている。医師たちが学問の道を踏み外して”商売”に励み、患者がその被害者になっているのです」(近藤医師)


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