加藤のメモ的日記
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2013年03月10日(日) 病気にならない生き方��

食の常識を信じていると命が危ない

病院食にみられる一つの間違いは「牛乳」です。牛乳に含まれる主な栄養層は、タンパク質、脂質、糖質、カルシウム、ビタミンです。なかでも牛乳は日本人に不足しがちなカルシウムを多く含むという理由で、とてももてはやされています。でも実は、牛乳ほど消化の悪い食べ物はないといっても過言ではありません。喉が渇いた時に水代わりに飲む人もいますが、大きな間違いです。

牛乳に含まれるタンパク質の約8割を占めるカゼインは、胃に入るとすぐに固まってしまい、消化がとても悪いのです。さらに。市販の牛乳はその成分が均等化されています。これは搾乳した牛乳の脂肪分を均等化させるために攪拌することをいいます。なぜホモゲナイズするのがいけないのかというと、攪拌するときに牛乳に空気が混じり、乳脂肪分が過酸化脂質になってしまうからです。

過酸化脂質というのは「酸化がとても進んだ脂」という意味です。わかりやすくいえば「錆びた脂」です。これは活性酸素同様、体に非常に悪い影響を及ぼします。その錆びた脂を含んだ牛乳を、今度は100度以上の高温で殺菌します。エンザイム(酵素)は熱に弱く、48度から115度の間で死滅します。つまり、市販の牛乳というのは大切なエンザイムを含まないだけでなく、脂肪分は酸化し、タンパク質も高温のために変質しているという、ある意味で最悪の食物なのです。その証拠に、市販の牛乳をお乳の代わりに子牛に飲ませると、その子牛は4,5日で死んでしまうそうです。エンザイムのない食べ物では命を養うことはできないということでしょう。

牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる

市販の牛乳が体に悪いということを、35年前に私に教えてくれたのは、私の親せきの子供たちでした。その子供たちは、2人ともアメリカで生まれ育ったのですが、生後6,7か月の頃にアトピー性皮膚炎を患いました。子供たちの母親はかかりつけの小児科医院の指示に従っていたのですが、いくら治療を受けても子供たちのアトピー性皮膚炎は一向に改善されませんでした。そして3〜4歳になった頃から、ひどい下痢を起こすようになったのです。そしてついには血便まで出るようになっていしまい、びっくりした母親が私を頼ってきたので、急いで内視鏡を入れて中を見ると、その子供は潰瘍性大腸炎の初期でした。

潰瘍性大腸炎は食事内容が関係して起きることが多いので、私はすぐに子供たちが普段から良く食べている食べものを調べました。そして、ちょうど彼らがアトピーを発症した時期が、医師の指導のもとに授乳を打ち切り、牛乳を与えるようになった時期であったことがわかったのです。私は子供たちの食事から、すぐに牛乳と乳製品をすべてカットするよう指示しました。すると案の定、血便も下痢も、アトピーすらもぴったり治まったのです。

後に患者さんたちに食歴のアンケートをとるとき、牛乳・乳製品をどれぐらい摂っているかという項目を設けたのもこのときの経験があったからでした。その臨床データによれば、牛乳や乳製品の摂取はアレルギー体質をつくる可能性が高いことが明らかになっています。これは妊娠中の母親が牛乳を飲むと、子供にアトピーが出やすくなるという最近の、アレルギー研究の結果とも一致してします。

日本ではここ30年ぐらいの間に、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。その数今や5人に1人ともいわれるほどです。なぜこれほどアレルギーを起こす人が急増したのか、さまざまな説がいわれていますが、私はその第一の原因は、1960年代初めに始められた学校給食にあると考えています。

過酸化脂質を多く含む牛乳は、腸内環境を悪化させ悪玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを崩します。その結果、腸内には活性酸素、硫化水素、アンモニアhなどの毒素が発生します。こうした毒素がどのようなプロセスを経て、どのような病気を招くのかはまだ研究途上ですが、牛乳はさまざまなアレルギーだけでなく、子供が白血病や糖尿病などのシリアスな病気を発症する原因となっているという研究論文がいくつも出ています。こうした論文はインターネットなどで見ることができますので、ぜひご自分の目で確かめていただくといいでしょう。

いろいろな健康被害をもたらす可能性を持っている牛乳ですが、最大の誤解は、牛乳が骨粗鬆症の予防に役立つといわれていることです。年をとるとカルシウムが減るので、骨粗鬆症にならないように牛乳をたくさん飲みなさいといわれます。でも、これは大きな間違いです。牛乳の飲みすぎこそ骨粗鬆症を招くのです。牛乳のカルシウムは、小魚など他の食べ物に含まれるものより吸収が良いといわれますが、それは少し違います。

人間の血中カルシウム濃度は、通常9〜10ミリグラム(100CC中)と一定しています。ところが、牛乳を飲むと血中カルシウム濃度は急激に上昇するそうです。そのため一見すると、カルシウムがより多く吸収されたように思いがちですが、この「血中濃度の上昇」こそが、悲劇をもたらすのです。じつは急激にカルシウムの血中濃度が上がると、体は血中のカルシウム濃度を何とか通常値に戻そうと恒常性コントロールが働き、血中余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。

つまり、カルシウムを摂るために飲んだ牛乳のカルシウムは、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまうという皮肉な結果を招くのです。牛乳を毎日たくさん飲んでいる世界4大酪農国であるアメリカ、スェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。しかも、牛乳を飲む習慣のない時代の日本には、骨粗鬆症はありませんでした。現在も、牛乳を飲む習慣のない人や牛乳の嫌いな人に骨粗鬆症が多いという話は聞いたことがありません。小魚や小エビ、海藻類は腸内で消化された後、体に必要なカルシウムとミネラル分を吸収するので、体の仕組みに即した良い食べ物といえるのです。



『病気にならない生き方』


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