加藤のメモ的日記
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夕食を食べる前に、前日のメニューを思い出してみる
食事の内容を思い出すということは、自分が昨日何をしていたか、どこに行っていたか、誰に会っていたか、結果的に一日のすべての出来事を思い出そうと頭をフル回転させることでもあるからだ。夕食前に、前日から今日にかけてのメニューをすべて思い出してみる。こうすると、前日の朝食からはじまって、5回分の眼ユーを記憶によみがえらせることになる。これなら無理なく思い出せる情報量のはずだ。
筋トレすると脳も鍛えられる
脳は外からの情報を取り入れて総合的に判断し、全身をコントロールする司令塔である。情報を送り込むもとになる「身体」の感覚を磨くことが脳を鍛えることにもなるのだ。養老猛司氏も、入力した情報を出力する身体の重要性を唱えている。ポイントは、脊髄から出て筋肉につながる「筋紡錘」という感覚神経にある。これは筋肉の収縮の精度を高める神経だが、そこから出る情報は、脊髄から脳幹、小脳、大脳新皮質まで刺激して脳の活動を高めてくれる。
情報の強さは筋肉の太さに比例するから、最も脳に刺激を与えるのは太ももの大腿筋である。だから、ウオーキングやジョギングが効率よく脳の働きを高めるといわれるわけだ。わざわざ外に出なくても、室内で脳を鍛える運動はできる。腕立て伏せや柔軟体操などの筋トレをすればいいのだ。勉強や仕事の合間でも、脳が鈍くなったなと感じたら、腕立て伏せや、腹筋、スクワットなどをして脳に刺激を送ってあげよう。
初めての土地に行ったら、どっちが東か考えてみる
司馬遼太郎氏は、一つの年を眺めるときは、立ち並ぶビルや道路などを取っ払い、荒野や森になった状態を創造したという。職業柄そういう作業が必要だったのかもしれないが、時空を越えて昔の土地の様子を思い浮かべるのは脳にとっては面白い作業だ。地名からもある程度想像がつく。例えば東京の渋谷。谷とついている通り、ビルだけとって道だけ想像してみると、四方から渋谷駅に集まる道はすべてゆるやかな坂道で、駅のあたりがちょうど底になっているのがわかる。「〜台」とつく栃は昔は高台だっただろうし、「〜沼」「〜沢」といえば、あたりに沼や沢があったのだろう。そうした想像を広げてみるのも脳にはいい刺激になる。
最近、記憶をつかさどる器官として注目されている海馬にも、空間の情報は関係しているという。海馬の研究にたずさわる池谷祐二氏によれば、「頭の中で移動を想像するだけでも海馬への刺激になる」という。初めての土地でどちらが東かを考える癖をつけておけば、いろいろな面から脳が刺激されそうだ。
肉を食べると脳にいい
焼き肉やすき焼きなど、肉を食べると「おいしい」と思うだけでなく、何か心が満たされたような幸せを感じるもの。これはアナンダマイドという物質にある。1992年にイスラエルで発見され、別名「至福物質」とよばれているのものだ。アナンダマイドには、心に幸福感を与えたり、リラックスさせたり、不安を和らげる効果があるだけでなく、記憶力を高める働きがあることも指摘されている。アナンダマイドは、医学界で注目を集めている物質なのだ。
そのアナンダマイドのもとになるのが、肉類だ。肉にはアラキドン酸という脂肪酸が含まれている。この脂肪酸が体内に入って、酸素が働くことによって「至福物質」アナンダマイドがつくられる。だから、私たちは肉を食べると、何ともいえない幸福感にひたることができる。「肉は健康によくない」という説もあるけれと、要は、食べすぎなければいいだけの話。適量の肉は、むしろ脳にいいのだ。肉を好きな方法で調理して、そのおいしさを楽しもう。すると知らないうちに、アナンダマイドが脳で働いて、幸せな気分になったり、記憶力が高まったり、ストレスが発散されたりする。
『脳を鍛える習慣術』
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