加藤のメモ的日記
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| 2012年03月20日(火) |
健康診断は受けなくてよい (1) |
●岡田正彦・新潟大学教授×○松本光正関東医療クリニック院長
降圧剤で脳梗塞が起きる
長生きしたければ、病院には行くな
●私の研究室では現在、2400人の健康状態を15年かけて追跡調査していますが、どの数値が悪いと病気になりやすいか調べてみると、日本人の場合は圧倒的に血圧なんですね。だから、血圧の数値を見ることは重要なのですが、日本高血圧学会の指針によれば、上が140��HGまたは下が90��HG以下だと高血圧とされます。指針では、高血圧の人は病院で食事指導と運動指導を行い、3カ月たっても改善しなければ薬による治療を行なうと定められている。
○学会の指針である以上、そうしなさいという命令ですよね。3ヶ月後に血圧の下がらない人には、医者は薬を出すように強制されているので、高血圧で病院に行く患者さんは血圧を下げる降圧剤を無条件に処方されてしまう。
●では、高血圧の人たちを、降圧剤を飲むグループと飲まないグループに分けて、結果を見たらどうなったか。過去20年、さまざまな降圧剤について調査されましたが、どの場合でも長期的な寿命に差が出ないんです。こう言うと、まわりの医師からは、「高血圧の人に降圧剤を与えると、脳卒中の発生率が下がるから飲んだ方がいいと反論されますが、薬によって脳卒中以外の病気が増えたりもするんですよね。
○脳卒中という病気の中でも、高血圧に関係する脳出血の割合はわずか1割強。高血圧に関係のない脳梗塞が、脳卒中の8割を占めています。しかも、降圧剤によって脳梗塞が起きやすくなる。43年間、医療に携わってきた私の現場感からいえば、薬を飲んでいるのに脳梗塞になるのではなくて、薬を飲んでいるから脳梗塞になりますね。だからこそ、血圧が高いとすぐに降圧剤を出す医者には、おいおいちょっと待てと言いたい。人間は生きていくために、おのずと身体を一番いい状態に保とうとする機能がある。血圧が高くなっているのにも理由があるわけです。それを姑息にも薬で下げてしまっていいのか、非常に疑問です。 私はよく、キリンの例を持ち出すんですよ。首が長いキリンは重力に逆らって血液を頭に押し上げてやる必要があるので、血圧が300��HGもある。高血圧がいけないのなら、正常なキリンだって降圧剤を飲まないといけない。
●なるほど、そういうことになりますね。実は35万人もの人々を25年くらいかけて追跡調査し、血圧と死亡率の相関関係を調べた研究者がアメリカにいて、面白いことがわかっている。血圧が高くなるにつれて死亡率も増加していくことは想像がつきますが、血圧が一定以上低くなっていっても、やっぱり死亡率は上昇していくんですよ。血圧が低い人は、めまいやそれに伴う交通事故、あるいは転落死、自殺などが多いためだと報告されています。松本先生のおっしゃる通り、降圧剤によって血流が妨げられ、脳梗塞を起こすことだって十分考えられると思います。
○実際、降圧剤を長らく飲んでいた患者さんが、飲むのをやめた途端に「頭がすっきりした」と話してくれたことがあります。逆に、私の患者さんで降圧剤をやめていた人が、近所の病院に行くようになってから降圧剤を飲みはじめたところ、数ヵ月後に脳梗塞で入院したことがあります。
●これは私どもの研究室でまとめた調査データですが、血圧が高いと認知症になりやすいけれども、認知症にかかった人を調べた場合、血圧の高い人の方が症状が軽くすむんです。無理に血圧を下げるとかえって症状が悪化する。それなのに最近は学会が定めた基準値より少しでも高いと、その人の年齢や生活の背景を考えずに、すぐ降圧剤を出す。
○そうそう、性別や健康状態なども一切無視する医学というのはおかしい。すぐに血圧の薬が出てくるのは、今の医療が対症療法になっているからですよ。下痢をすれば下痢が悪い、熱が出たら熱が悪いで、そのたびに病院は下痢止めや解熱剤を出す。
●こういう話を医師たちにすると、ほとんどの人が「そうなんですよねぇ」とおっしゃるけれども、「でもね」とその後で必ず言うんです。血圧が200��HG以上もある人を目の前にして、降圧剤を出さないわけにはいかないと。その気持ちはわかりますが、降圧剤が有効な根拠がまだない。大切なのは、その事実を患者さんに伝えることです。
医者はがんを見分けられない
○普段から血圧の高い人もいれば低い人もいるのと同じく、がんについても人それぞれです。大きく膨らんだがんを手術で取り除いて。そのまま元気になる人もいるし、ごく微小ながんを手術していたら、すでに転移していて助からなかった人もいる。なのに医者は、どんな種類のがんでもとにかく早急に取り除こうとする。しかし、1�个里�んの中には100万個の細胞があって、医者が見つけられる大きさになっているときには、悪性のがんは転移してしまっていることが多い。手術しても無駄なんですね。要するに、現在の医学ではどういう種類のがんなのかが判断できない。その結果、本当はする必要のない手術がたくさん行われているんです。
●がんの診断法は、専門医ががん組織の一部を切り取り、顕微鏡で見て良性が悪性かを判断するわけですが、ここに重大な問題があると思う。人の顔を見て善人か悪人か判断できないのと同じで、おそらく良性と悪性の間に無数の段階があるのに、それを二つのタイプにしか分けられていないのですから。
○がんの除去手術をした後で5年、10年と元気な人は、あの時受けた手術がよかったのだと思うかもしれないけれども、実際は最初から転移するようながんではなかったと見たほうがいい。ちなみに私は、いつまでも転移しないそのような害のないがんを”がんもどき”と呼んで区別しています。それと末期がんの人が手術を受けて、その後さらに抗がん剤治療をやり、苦しみながら死んでいくケースがよくありますね。医者は手術をすれば、その患者が幸せになれると本気で考えているんでしょうか。私は末期の患者さんにこう言ったことがあります。「治療が手遅れでよかったですね。がんが早期発見されていたら、手術や抗がん剤投与でとても苦しい日々を送ることになりましたから」と。
●日本でただ一例だけ、がんを放っておいたらどうなるかを調べた結果があります。手術も抗がん剤もすべて拒否するがん患者がいますけど、そういう人を7年間追跡調査したところ、死亡率は手術した場合と変わらなかったというんです。
○私の患者さんに何人もいますね。がんはだんだん大きくなっているのに、治療しないまま何年もピンピンしている人が。実は私の母が肺がんと告知されてから、病院での治療は全くせずに12年も生きたんですよ。その間、ハイキングや旅行などの趣味人生を堪能していました。
●がんは早期発見、早期治療が大切であると、皆さん当たり前のように思っておられますが、それは大いに疑問なんですよね。たとえば、今、国は盛んに乳がん検診を勧めていますけど、検診を受けた人と受けていない人を追跡調査すると、これまた両者の寿命に差がないことがわかっている。これは乳がんに限らずどのがんも同じです。
○厚労省は肺がん検診も勧めていますが、、国も国なら医者も医者で、がん検診の無意味さに気づいていない。別に検診自体が悪いというわけではなくて、その後についてくる諸々の治療が悪いということです。
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