加藤のメモ的日記
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2009年11月23日(月) 究極の健康法

肉体の健康法に、究極の奥義のようなものがあるとしたらそれはなんだろうか。まず基本として知っておきたいのは、肉体の老化現象は足から始まるということである。だから、歩くことは健康法の基本といってよい。ならば、なぜ歩くことが健康の基本なのか、なぜ足が健康の基本なのか。ここを明らかにしなければならない。

その理由は、血液の循環にある。歩くことによって、足の先端はもちろん全身の血液循環がよくなる。これこそが肉体を健康に保つため奥義なのである。血管は心臓から出て行くのだが、出たあたりで約3センチぐらいの太さがある。これが大動脈である、この血管がだんだん細くなっていって、先端の末梢循環になると、髪の毛の10分の1ぐらいの細さになる。

ここで全身を構成する個々の細胞と接し、細胞に酸素を与え、老廃物と炭酸ガスを受け取る。そしてそれらを体外に排泄する。人間の体を構成するのは、60兆といわれる細胞群である。したがって細胞の若さがそのまま肉体の若さとなるのだが、その細胞の若さを保証するのが、血液の循環というわけだ。

生まれたばかりの赤ん坊の血管の壁はほんとうに柔らかい、だからどんなところにも血液が入っていける。赤ん坊の細胞の瑞々しさがこうして維持される。血管の柔らかさは20代までは続く。30代になるとそろそろ動脈硬化の兆候が現れる。末端の髪の毛の太さの10分の1ぐらいしかない血管ががつぶれてくる。徐々に老化の兆候が現れだす。肉体の若さに陰りが見えてくるのである。肉体の若さは健康のバロメーターである。だから、健康は究極的には血管の若さに依存する。

ある学者が体中の血管を一本につなげたら、どれくらいの長さになるんだろうと計算したところ、何と10万キロという数字が出た。10万キロといえば地球を2周半する距離である。我々の体の中には、地球2周半分もの長さの血管が張り巡らされているというのだから驚きである。体中に張り巡らされたこの血管網によって、体の隅々まで新鮮な酸素が供給されていく。

若さの医学とは煎じ詰めれば血管の若さの医学ということになる。すべての健康法とは、結局、体の隅々まで血液を流してやることといってもいい。運動は体にいいといわれる。ヨガやストレッチ、太極拳、水泳、ジョギング、そのどれもが健康にいい、といわれるのは、それらは血液の循環を促進するものだからである。

一見、運動とは別物のように見えるヨガの場合も同じことだ。それは気脈を開かせることが眼目になっている。気脈とは血管のことである。ヨガとは、体の隅々の血管を開かせる術ということになる。このような運動の基本となっているのが足である。歩くことによって体中に十分な酸素を供給する、心臓から一番遠い足先まで、酸素を送る。歩くことの効能がそこにある。


『60歳から強く生きる』


加藤  |MAIL