加藤のメモ的日記
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日本人はいつからこんな恥知らずな金の亡者になってしまったのか。住民が反対し、マスコミがいくら批判しようが「金儲けは力」なのだ。自然を壊し、ゴルフ場を作ろうとする力はまだ衰えていない。一方、それを阻止しようとする住民の力も急速に強くなり、広がっている。この二つの力がぶつかり合い、全国で「ゴルフ場問題」が噴出している。
ゴルフ場の水質などを調査するため、地元の住民と友に山添村にある万寿ゴルフクラブを訪れた。まず、万寿ゴルフクラブの汚水が流れ出している排水口に行ってみた。川の底に赤いヘドロ上のものが体積している。滋賀県信楽町、埼玉県飯能市、三重県名張市など、多くのゴルフ場でもこのような赤いヘドロが見られた。
ゴルフ場では、造成中に切った木を埋めてしまうし、オープンした後も背の高い雑草などはやはり土の中に埋める。それらの植物の腐敗質に土壌中の鉄やマンガンが吸着し「赤いヘドロ」となって排水口から流れ出したものと思われる。
万寿ゴルフクラブは18ホールで120ヘクタールの広さがあり、そのうち芝生は70ヘクタール、残りの部分は調整池や樹木である。ゴルフ場の入り口近くではちょうど農薬を散布しているところであった。ゴルファーやキャディーさんが近くにいても。農薬散布は実施されるということを知った。
ゴルフ場でよく使用される農薬の種類と急性毒性、魚毒性、特殊毒性(発がん性、変異原性、催奇形性)は知られており、殺虫剤のEPNやダイアジンのように毒物や劇物に指定されている農薬が使用されている。TPN(ダニコール)、キャプタン、シマジンのように発がん性のある農薬や、魚毒性が高い農薬も使用されている。農薬の中には、特に魚に脊椎変形(背曲がり)を誘発するものがある。
その他に、ダイアジン、スミチオンのような有機リン系の農薬については蒸発して大気物質となり、人体に神経性疾患を及ぼすこともある。ゴルフ場で使用されている農薬のこのような現実を見る時、「最近の農薬は毒性が低い」という話も、実態とかけ離れていることに気づく。
山田 国宥『ゴルフ場亡国論』
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