加藤のメモ的日記
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2008年10月10日(金) ある朝突然に

今朝自宅の近くの公園を散歩していた。一周するのに10分か15分ぐらいかかる。道の左右は木立が続いており、野鳥がピーピーさえずっている。どんぐりの木や椎の木が植えてあるので野鳥が集まるようだ。今の時期はヒヨドリが来ているのかもしれない。メジロぐらいの大きさの野鳥が一羽木の枝で何かをついばんでいた。

8時ごろだったが、突然サイレンを鳴らした救急車が公園の近くに止まった。救急隊員が車のついたベッドを公園の中に運んでいった。すぐ後を追ってみたら男性が一人倒れていた。ネクタイをした普通のサラリーマン風だった。身長175センチ体重80キロぐらいはあるようだった。女性一人と男性二人がそばに立っていた。女性の説明では、最初は男性は座っていたが倒れたといこうとだった。

女性はその男性の年齢は45歳と言っていた。救急隊員は倒れている男性の上半身を起こし「聞こえますか?」とか「お名前は?」など盛んに話かけるが返事がない。首はちゃんと立っているが意識は朦朧としているのだろう。近くには県警と県庁があり県庁の職員らしい。働き盛りの年齢である。顔面蒼白ではなかったから貧血ではないだろう。多分脳溢血か心筋梗塞だったかもしれない。日本人の死因の三分の二を占めているから。

日野原重明という90歳を過ぎた現役の医師がいる。一時期テレビに出ていた人である。彼は「私たちが何歳まで生きられるかというのは、一部は遺伝子によって決められています。何才で動脈硬化になるかなどということは、その人の辿ってきた生活習慣や食べ物による因子のほかに、親からもらった遺伝子に刻まれているのです。しかし親からもらった遺伝子まで生きられない人もいます。それは生活習慣が悪いために、あるいは思いがけない事故に遭ったりして、遺伝子に決められた寿命を全うできないというような場合です。皆さんの寿命は予測することはできないのですが、皆さんの行き方は皆さんが自分で決めることができます」と語っている。


加藤  |MAIL