2004年05月30日(日)  【Jrユース】 クラブユース(U-15)選手権茨城予選 アズーvsアイデンティ、ノルテvs鹿島

クラブユース(U-15)選手権茨城県予選 決勝リーグ第2節 アズーSCvs常総アイデンティ
 2004年5月30日(日) 13:00〜 常総運動公園陸上競技場 35分ハーフ


アイデンティ
−−−11細田−−−−−−−28渡邉−−

−−15??−−−−−−−−4射手屋c−

−−−−10岡野−−−−−14及川−−−−

−5小林−−6高岡−2筧田−−22上田−

−−−−−−−−1沼尻−−−−−−−−

アズー
−−−11佐藤−−−−−−−9高橋−−−

−−8田中−−−10三木−−−7多田−−

−−−−−−−−6斉藤−−−−−−−−

−5古橋−−4磯山−3屋向−−2山中−

−−−−−−−−1柿沼−−−−−−−−


<交代>
29分 アイ:28渡邉→9藤川


<警告・退場>
無し

<得点>
11分 アイ:細田(左をドリブル突破、あまり確度の無いところから右足でサイドネットに突き刺す)
46分 アイ:藤川(射手屋の右クロスからファーで藤川がヘディング)
47分 アズ:高橋(ドリブル突破からGKもかわし、ゴールへ流し込む)


この試合でアイデンティが勝つと2試合目を待たずに鹿島の勝ちぬけは消え、ノルテが勝ちぬくには鹿島にただ勝つだけではなく大勝しなくてはならないため、アントラーズサポ的にも非常に重要な意味を持つ試合となっていました。私としてもやはり本当のことを言えば「アズーが頑張ってくれないかな……」という気持ちが大きかったことは否めません。アイデンティとしては、ここできっちり勝てばかなり高い可能性で勝ちぬけが決まることもあり「もしかしたらそれを意識したアイデンティが硬くなって……」という希望(というか願望……)も抱きつつ観戦しました。
しかし先制したのはアイデンティ。アズーも勝ちぬけの可能性が消えたにも関わらず、気合いが入っていたのですが。せめて引き分けでも可能性が残ると思っていた、そんな私の気持ちを打ち砕く追加点をあげたのは先週も途中出場から大きな働きをした#9の藤川君でした。直後にアズーもこのリーグ戦では初となるゴールをあげて勢いがつき、怒涛の攻撃を繰り出したのですがファインシュートがゴールライン上の味方に当たってしまうなどの不運と必死に守るアイデンティ守備陣の前にそれ以上のゴールは奪えずタイムアップ。

2−1でアイデンティの勝利という結果を受け、鹿島の勝ち抜けは消えノルテが勝ち抜けるためには3点差以上つけて鹿島に勝つことが条件ということになりました。



クラブユース(U-15)選手権茨城県予選 決勝リーグ第2節 鹿島アントラーズJrユースノルテvs鹿島アントラーズJrユース
 2004年5月30日(日) 15:00〜 常総運動公園陸上競技場 35分ハーフ

ノルテ
−−−11長枝−−−−−9保知戸−−−

−−10小國−−−−−−−−7大津−−

−−−−5関−−−−−8藤田−−−−

−6郡司−4山住−−3黒沢−2市川−

−−−−−−−1木本−−−−−−−−


鹿島
−−−10小古瀬−−−−−11渡邉−−−

−−8細谷−−−−−−18木之内−−−

−−−7山田−−−−−−5伊波−−−

−9中塚−4小松崎−3松崎c−2及川−

−−−−−−−1長峰−−−−−−−−


<交代>
32分 鹿:5伊波→12大塚
36分 ノ:9保知戸→13梅原
36分 鹿:8細谷→20中野
(36分(つまり後半開始から)の交代2つはあまり自信が無いです……)
42分 ノ:10小國→17望月
55分 ノ:2市川→15船橋(望月が右SBに下がり山住の位置へ船橋。山住がFWの位置まで上がり3トップ気味に)
65分 鹿:7山田→13川上

<警告・退場>
49分 鹿:2及川(反スポ)
51分 鹿:7山田(反スポ)

<得点>
11分 鹿:18木之内 (渡邉)
41分 鹿:9中塚
56分 鹿:4小松崎(小古瀬)

1試合目の結果が出た後に必死に「この後どういう結果ならアイデンティが勝ちぬけ?得失点抜かれたらダメよね?」と計算し始めるアイデンティのご父兄の方々。「もしかして、アントラーズ同士だからわざとノルテに大量得点させるなんてことしないわよね……」とちょっと心配そうなお母様。「そんなの道徳上ダメよね。きっとそんなことさせないわよー」と言うお母様達。


ご安心ください。アントラーズは非常にフェアなチームです!
(試合が終わった後にその結果を受け、切なさにちょっとだけ涙をこらえつつひっそりと心の中で答えてみる(笑))


そんな条件の中キックオフ。正直いつ見てもアントラーズ対決は気が重いものです。どっちがゴールしても喜んでいいのやら悲しんでいいのやら……。しかもこんな過酷な条件がついていたので余計に。いえ、決してメモがまともにとれていないことへの言い訳ではありません(苦笑)。本当に今回はいつもに増してメモも記憶もあやふやなので、何かあったら突っ込んでくださるようお願いいたします。

鹿島の方は布陣を微妙にいじってきています。FWで出場していた中塚君をSBに下げ、怪我だったのかここまでスタメンではなかった木之内君を2列目に入れて小古瀬君をFWに上げるという攻撃的な布陣。対するノルテは前節と全く同じスタメンで挑みます。

[前半]

3分 ノ:大津左から持ちこみシュートもポストへ当たる。

8分 鹿:山田が痛んでいったん外に出る。太股??

11分 鹿:渡邉からの右クロス。中でノルテのDFがかぶり、後ろから走りこんできた木之内が右足で流し込んで先制。1−0。

15分 ノ:右から大津ドリブル、中にいた保知戸にスルーパスが出て保知戸がゴール前走りこむも長峰が飛び出してボールをキャッチ。

17分 ノ:右から大津ミドルを長峰が正面キャッチ。

29分 ノ:藤田トラップから反転し、鹿島DFをかわしてスルーパス。大津がうまく受けてフリーでシュートを打つも枠の上へ。


勝ち抜けの可能性は無くなったもののそれで却って開き直ったのか、先週よりも鹿島のメンバーに気迫が感じられます。ノルテは「ただ勝つだけではなく大勝しなくては」という条件が良くなかったのか少し萎縮してしまっていたように見受けられました。11分の鹿島の得点シーンも先週とはうって変わってみんなで盛り上がって喜ぶ鹿島イレブンと、がっくりしてしまったノルテイレブン。対照的な、そして印象的な光景。中学生の選手たちにここで自分たちをコントロールすることは難しいのだなと改めて痛感しました。傍観者として口で言うのは簡単なことですが、戦っている選手や采配を揮うコーチ陣は本当に大変だなと。


[後半]

1分 鹿:PA少し外の左での間接FK。木之内がちょこんと右に出して、松崎が壁の右から強烈なシュート。左ポストを叩く。

6分 鹿:FKからゴール前で混戦。中塚がシュート、木本が弾くというピンボールが何回かあった後中塚が最後は押し込んで追加点。2−0。

8分 ノ:左からの関のクロス、山住がゴール前でフリーでヘッドもゴール左へそれる。

14分 鹿:及川がノルテ選手を倒してイエロー。

16分 鹿:山田が望月の足にタックルしイエロー。

21分 鹿:小古瀬の右CKをファーで落としてのシュートを木本が弾き、それをノルテDFがゴールラインにクリア。再び小古瀬の右CKから小松崎が中央でどんぴしゃのヘディングで追加点。3−0。

31分 鹿:中野のシュートをノルテDFがクリア。そのクリアボールがバーを叩く。


3−0で鹿島が勝ったことで最終結果は1位アイデンティ(勝ち点7)、2位鹿島(勝ち点6)、3位ノルテ(勝ち点4)、4位アズー(勝ち点0)ということになり、クラブユースU−15の茨城代表はアイデンティになりました。そして同時にアントラーズ両チームの夏は終わったことになります。次に私が試合を見るのはきっと高円宮杯予選かな。長い夏を終えて秋に両チームをまた見られること楽しみにしています。
そして、茨城代表のアイデンティにはぜひ頑張って全国に行ってほしいなと。アントラーズサポとしてはもちろん複雑な結果でしたが、今年のアイデンティは3試合観戦してみてとっても魅力的なチームでした。今年から関東はリーグ戦が導入されますし、会場が住金ということでユースの試合で鹿島に行く機会があったらこっそり観戦させてもらおうと思ってしまうくらいの魅力(笑)。いえ、本来はアントラーズのどちらかが勝ちぬくことを想定してユースやトップとのハシゴの算段をしていたからという泣ける理由もあるのですが(苦笑)。そして高円宮杯ではこの悔しさを生かしてアントラーズの2チームがパワーアップしたチームになってアイデンティにリベンジしてくれることを期待しています。




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