++るうの独り言++
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2002年01月08日(火) 仕事初め

生意気にも週3回、3〜4人という定期的な仕事が入るようになった。
こんな講習会あがりの、どしろーと@るうを使わねばならんほど人手が足りないに違いない。超高齢社会へまっしぐら、を実感。

介護保険ができたとき
マスコミやらなんか偉そうな人たちやら、ついでに近所の奥様方まで、
「日本の介護保険制度はなっちゃない!」と批判していた。
「ドイツはこう、フランスはこう、北欧ではこう、」とまるで経験してきたかのように比較していたが、
そもそもこの外国と「比較する」ってこと自体、実は何も知らなかったんだということがバレバレだったのだ。
お上のするのことにはただ批判だけすりゃーいいっておバカが多い。多すぎる。

今ここにものすごくお腹をすかせた子どもがびーびー泣いているとする。
あなたが母だったらどうします?
「ご飯まであとちょっとだから我慢しなさい!」
っていいます?
わたしなら、
とりあえず残ったご飯でちっちゃいおむすびでも作って
「今日は早めに食事にするからちょっとこれ食べてまっててね」というだろうな。
料理してるそばにいさせてつまみ食いでもさせるだろうな。

確かにあと少し待てば、しっかり栄養も量も整った食事ができるだろうが、
そのお腹をすかせた子にとっては、何時間かあとの豪華食事よりも、今すぐの腹押さえが必要なのだ。

日本の介護保険制度はまさにそれ。
「ちゃんとした食事の時間まで待てない」のは、お腹のすき方が外国とてんでちがうのだ。
つまり、高齢化のスピードがとんでもなく早いのだ。信じられないほど早い。のんびり優雅にやってられないのだ。
諸外国の高齢者人口割合が7%を突破したのは19世紀後半〜20世紀半ばなのに対し、日本は1970年に7%を越し、次に14%を突破するのにフランスでは100年以上もかかっているのに(スウェーデンでも85年)、日本ではたったの24年なのだ。
このスピードは「え?え? うっそー! えええええ! ちょっとまって〜!」という感じなのだろう。
1番のんきだったのは日本国民ではなかったか?(笑)
そして人口割合21%を突破するのはおそらくあと数年後。

それを知った時、「この対策を考える準備期間が非常に短いという環境において、日本の介護保険制度はいいほうだわ!」と感じた。
「ちっちゃなおむすび」ではなく、「ちょっとした軽食」にはなっている。
よくやったな、と感心した。
もちろんこれで完璧ではない。これからどんどん改良していかねばならないし、まさにそのように動いている。みんな一生懸命である。

そしてその素敵な計画の一部になっている自分がうれしい。
まだまだだけど、役に立っているらしいと実感できることもとてもうれしい。




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