子の年齢:6歳6ヶ月
ママの心配を他所に、ちーちゃんは何事もなかったように学童に行った。 本当に何ともなかったんだろうか?久しぶりに女湯に一緒に入って、事情を聞いてみた。
「質問が2つあります。」 「質問1、昨日『死ね!』って言ってたお友達と遊びましたか?」 「うん。もう忘れとった。」
単純明快だ。さすがは男の子。
「質問2、学校のプールに行かない理由は何ですか?」 ちーちゃんは学校のプール解放に行きたがらないのだ。あんなにプール好きなのにどうして? 「しろがね(学童)で遊びたいから。」 「しろがねのお友達もみんなプール行くでしょ?」 「OとMは行かんもん。」
仲良しさえいればそれでいいらしい。
ちーちゃんは質問遊びだと思ったようで。反対に質問してきた。
「しつもん1 ママの好きなのみものは何ですか?} 「アップルタイザー、シャンペン、梅酒、越の寒梅」 「あと1こ」 「んー、じゃあ冷たい麦茶」
「しつもん2 ママの好きな人は誰ですか?Nさん?」 Nさんというのはちーちゃんのクラスメートの女の子。キレイで賢くてしっかりしてる。
「うん?じゃあNさん」 「あと4人」 「じゃあRちゃん。」 Rちゃんは今日も銭湯に来ていた、同じ小1の女の子。いつもにこにこしていてかわいい。一緒にハダカでお風呂入ってて平気なんだろうか?
「あと3人」 「ばあちゃん。」
「あと2人」 「パパ」
「あと1人」 「ん〜、先生かなぁ?」
そこでちーちゃんは、ぼくを忘れてるよ、ぼくのこと忘れてる、って顔をした。そうだろそうだろ、今のはワザとだよ。
「一番好きな人〜」 ってちーちゃんの顔をつねってやった。
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