子の年齢:6歳5ヶ月
パパの実家が大掃除をしていた。 お義母さんが、たいへんな収集家だったようで、使うアテのない折り紙やルーズリーフや便箋や六法全書なんかが、部屋にうずたかく積まれていたのだそうだ。
う〜ん。 あんまり他人のことは笑えない。 私も使わない型紙とか、縫うアテのない布とか、今のうちに片付けとかなくちゃ。
それはそうと、義母のコレクションの中から、パパが書道で入賞した時の作品が出てきた。
ウチのパパはものすごい悪蹟家なんである。 たまに書類なんか書いてもらっても、判読不能。
しかしその作品から見る限り、小2の頃は字がきれいだったらしい。
あまりのギャップにお腹がよじれそうだ。 多少装丁もされていたので、そのまま床の間に飾ることにした。
その床の間は寝室として使用している。 ちーちゃんは寝る前にパパの書道を読み上げた。
「あきのそら」
これがあればパパがいない寂しさが少し紛れるんだって。
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